作品の中で描かれていること全てを飲み込めたわけではないけど、主人公の人物表象はかなり先進的なのでは
キャラクターとしての鮮烈さと規範に縛られない自由さを体現しつつ豪胆さだけで成り立っている人物ではなさそう、もはやリアリティがあるとかないとかという問題ではない
当たり前のようにその世界に存在していた
ちょっと頭で考えるだけでは浮かび上がらない人物像だと感じた
作品自体もアート性に振り切るかと思いきやドキュメンタリックな作り
ラストシークエンスにはやや呆気に取られつつも新たな才能の誕生を目の当たりにできて満足