そう

シャドウプレイ 完全版のそうのネタバレレビュー・内容・結末

シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

凄え映画。

インセプションみたいなカーアクション。どうやって撮ってるんだか。

基本的には「動」の映画。でも静もある。

目まぐるしい映像の中にもしっかり人の感情を映し撮ろうという意図が見える。具体的には窓辺に佇むだけのシーンとか、その人物の存在感、オーラを印象付けるためのカット。そういうシーンが多かったような気がする。

あとは携帯電話の着信音。やたらと鳴っていた気がする。姿をくらましてる人間にはあんなに鬱陶しく聞こえるものなのか。

ジン・ボーラン。ずっと坂口健太郎がチラつく笑

マー・スーチュン。完全版じゃない方のポスタービジュアルから気になってたけど、映画の内容は想像してたものとは違った。でも可愛い。あいみょん顔がたまらん。あいみょんの可愛さ(私観)に蒼井優の演技力足したような魅力。あれでちょっとメンヘラ入ってるのが若さ感じる。

アユンのしぶとさ笑
鋏で胸突かれてもまだ暴れる。死んで焼かれてもまだ襲ってくる。
ジャンの笑みはアユンへの想いの表れか。お前のそういうところが好きだった。お陰で俺もこれからしぶとく生きれる。エネルギーをくれてありがとう、みたいな。

まあ映画だから当然なんだけど美男美女ばかり出てくる。でも何だろう今の日本映画にはないギラつきがある。

やっぱり湿度高めの中国映画好きだ。ふたりの人魚も良かったし。

そりゃ公開したくなるよな。こんなもん作ったら。当局の検閲なんぞなんのその。というか検閲する人には見てもらえるからな。その人にまず届いてほしいと、そんなことすら願ってそう。
大衆にウケて大ヒットすることを狙って作ってるわけじゃなくて、誰か一人にでも刺さればいいと、そういう気持ちで作ってるんじゃないだろうか。だからこそ実際に刺さる。
そう

そう