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愛と哀しみのボレロのnonoのレビュー・感想・評価

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)
3.7
2019/4作目

世界4都市に生きる芸術家たちとその家族の、第二次世界大戦を挟んだ半世紀にわたる波乱の人生を壮大なスケールで描いたドラマ。

との説明を読んでから観たのだけれど、監督の情熱が素晴らしかった。
戦争もあり、重いテーマかと思いきや、途中までさらっと登場人物が多かったり、時代もさくっと移り変わったり、あれあれ誰だっけ?と混乱していたけれど、最後に色々繋がったり、全く関係のなかった人々が一堂に会していたり、不思議な感覚になった。
同じリズムとメロディーが続くけれど、次第に加わる楽器数が増えることによって壮大になっていく"ボレロ"と、2つか3つしかない物語が残酷なほどに何度も繰り返される"人生"(人間の歴史)を重ねているのかなと思うと、最後のボレロは様々な思いがこみあげてきた。あまりの壮大さに見入ってしまった。歌、音楽、バレエも素晴らしかった。
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