ゴジラをメインに据えるのではなくて、終戦直後の絶望的な状況から立ち上がろうとする人たちの人間ドラマという内容。あえてゴジラの身長を小さくしてずんぐりとしたフォルムにしていると思うので、戦後直後の銀座を破壊するシーンが迫力満点。熱光線の表現も良かった。多分当時の建物の高さだったり、戦艦などの大きさを意識してのゴジラ造形でしょう。
気になった点は、俳優陣の誇張された演技かな。特に佐々木蔵之介さん。神木隆之介と浜辺美波の演技は見入った。あと、ＣＧの見せ方。ゴジラの動きや、紫電の飛行シーンは感動したけど、山崎貴作品の爆発シーンがイマイチ嫌い。リアリティがないように見える。銀座でゴジラが熱光線出して街を破壊したシーンがなんとなく嘘っぽく見えてしまった。ホントはスコア４をつけたかったけど、マイナス０．５で。
やっぱりゴジラといったら、伊福部昭さんの音楽だよね。じっくり聴けて満足。
ゴジラは大好きなコンテンツだからヒットしてほしいんだけどな～今日のお客さんの入り（時間帯が昼スタートということもあるけれども）が、公開２日目にしてはそんなにいなかったのが気になる。シン・ゴジラのほうが面白いがマイナス・ワンも面白かったからヒットしてほしい。
