ある

ゴジラ-1.0のあるのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
5.0
『ゴジラ-1.0』観てきました。
...すごいすごいすごいすごい!!!!!
なんじゃこりゃ!全く想像してなかった💦
私は山崎監督の作品が苦手で観る度に腹を立てる傾向にあるのですがw 今回は本当に素晴らしい👏

テーマは予告でわかる通り、ゴジラが戦後の日本に現れたら?になります。面白いなとは思ってたけど、観てみるとそこを最大限に活かした作品になってました。

まず、戦後のボロボロになった背景の描写。再現度を測ることはできずとも、とても細かいことがわかります。戦争で破壊された街、貧しい暮らし、ノイジーなラジオ、小物の隅々までこだわりが伝わってきます。

そして唐突に現れるゴジラの絶望感たるや。もっとライトに描かれるのかと思いきや、圧倒的な強さで恐怖に叩き込んでくれます。ヒロイックな雰囲気は微塵もなく、ボロボロの日本にただ襲いかかるだけの『脅威』として描かれており、大変潔いです👍

私はもちろん戦後を生きていません。が、知識としてはあります。学校で学んだことや、祖父から聞いた戦時中の話、日本で活躍した兵器のカッコ良さも知ってはいます。この映画にはそれが詰まっていて、いろいろと日本人の魂が伝わってくる感じがしました。

戦闘機の窓から振り返りざまに見下ろすゴジラと戦場。これがやりたかったんだろうね、わかるよ。核によって敗北した日本が、核を口からぶっ放す化け物に対し、伝説の兵器を用いて戦う...

もう、アツ過ぎるでしょうが!
◯◯が登場したときは4DXなのに立ち上がりましたよw

そんな魂を奮い立たせるストーリーや人物描写も大変素晴らしく、伏線回収もぎりぎり読める感じで楽しませてくれます。キャスティングも良かったですね。とくに神木隆之介の演技力がダントツで、涙を何度も誘いました😢

「日本」が詰まったもう一度観たい作品。全世界の人にもぜひ観てもらいたいです!
ある

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