ソフト／クワイエットのK27Tのレビュー・感想・評価

心底ゾッとした。まず、ワンカットで撮られてるってのがヤバい。最初から最後まで息つく暇もないまま、カメラがずっと追いかけてくるから、現実みたいに逃げ場がないんだよ。まるで自分がその場にいるみたいで、緊張感と迫力がハンパなくて、観てるこっちまで汗かいてた。

そして、あのおばさんたちの集団！カルトって言葉がぴったりすぎるくらい、めっちゃ怖かった。普通の主婦っぽい見た目で、最初はただのおしゃべりしてるだけなのにその裏に隠れてる狂気がじわじわ滲み出てくるの。

笑顔でケーキ食べてるシーンとか日常すぎて逆に不気味でさ背筋が凍る。。。
ああいう「普通の人」が実はドロドロの闇を抱えてるって描写がリアルすぎて吐きそうになった。

一番恐ろしかったのは、日頃の何気ない会話が、いつの間にか差別的な話にスライドしていく瞬間。あの切り替わりの自然さが、ほんとゾクッとしたよ。「あの子、ちょっと生意気よね」みたいな軽い愚痴から、気づいたらヘイト全開の毒が溢れ出してて…。その流れがあまりにもスムーズで、日常に潜む差別の種がこんな身近にあるんだって思い知らされて、胸が締め付けられた。映画だけど、どこかで実際にありそうな感じがして、感情がぐちゃぐちゃ

正直、観終わったあと放心状態だった。怖いとか気持ち悪いとか超えて、なんか怒りと悲しみが混ざった感情が残った。ワンカットの臨場感とおばさんたちの狂気、そして差別への転落が、頭から離れない。心がざわつく映画を観たいなら絶対これだけど、覚悟して観てくれって感じだよ。鬼の胸糞wwwww