視点が変わるごとに物語の解釈がどんどん変わっていくのが面白い
すれ違いが摩擦を生み、やがて深い溝に変わっていく
子供って大人に比べて、取り繕わずストレートに物事を言うこともあるし、正直に話せず自分で背負い込んでしまうことも多い
嫌な予感、報われないことが多すぎて、
終始胸を締め付けられるような思いで観てた
あまり覚えていないけど自分が小学生の頃、似たような状況は起きていたはずだし、他人事とは思えないリアリティがある
きっと今もどこかで同じような出来事が起きている
ひとり親家庭、教育現場のいじめ、教師の労働環境、LGBTQ+
などに社会の理解や支援が未だ全然行き届いてないよなって思い知らされる
脚本賞を受賞した理由が納得できて良かった
鑑賞後、友人との考察が盛り上がりました
親が子供を第一に考え、幸せになってほしい気持ちも分かる
教育方針に人それぞれのやり方があるのも分かる
子供が周囲の環境に左右されて、自分の素直な気持ちが揺れ動くのも分かる
色んな人の価値観が対立しているからこそ、一筋縄ではいかないんですよねこれが