安藤サクラのパート、瑛太のパートそれぞれ引き込まれた。それぞれの生々しい演技が炸裂している。護られなかった者たちへの時もそうだったけど、瑛太は善人か悪人か不安にさせるのが本当に上手い。
瑛太のパートまでなら少し脚本が鼻についていただろうけど、湊と依里のパートになってからガラリと印象が変わった。序盤からそんな気がしていたけど終盤になるにつれてどんどん切なくなっていった。湊役の子も依里役の子も凄かった。
音楽室での演奏、二人で見た列車など印象的なシーンはいっぱいあった。嵐の中、秘密基地で電車ごっこをしているあたりからもう耐えられなかった。
それでもやっぱり最後に2人で泥に塗れながら走るシーンが1番良かったかな。坂本龍一さんのAquaが流れた時がもう涙が止まらなかった。2人とも幸せそうで悲しかった。
2人が楽しく歩いたり自転車に乗ってる姿がリアルで良かった。自分の小さな頃を思い出した。
本当にいい映画を観た。