晴れやかなラストシーン、彼らではなく、世界のほうが変わっていくといいなと思わされた。
冒頭のコントみたいな謝罪シーンからずっと、対話がなされないことによる不和を感じた。
母は聞かれたことを冗談まじりに流したり。
先生は「シングルマザーは」「親は」とカテゴライズし、事なかれな対応。
先生の彼女も「また連絡する」と去り。
クラスの女子陣も、見てみぬふり。
麦野くんは星川くんに葛藤しながらも向き合って、謝って、風呂から引きずり出して、その姿が眩しい。
向き合うことでしか愛は伝わらない。
それにしても珍しく明確な悪として描かれていた星川父、クラスのいじめるガキは成敗されてほしいと思ってしまう。
とくに、無邪気な子供にもそういう気持ちがあるということが一番リアルで人間だ。。
星川君の諦念を噛み締めた天真爛漫さ、
長い手足を持て余すように俯く麦野君の色気も魅力的だったな〜
