誰でも手に入れられるものを幸せ、誰かにしか手に入らないものは幸せとはいわない。
←この場面が1番好きでした。
幸せにならなくてもいいから手に入れたいものがある、と思っている人にとっては救われる言葉ではないだろうか。
幸せになることが全てか。幸せとは。親・友人・教師・社会・マジョリティの理想像か。そこへ適合していくことか。
はたまた各々の信じている世界・価値観に従い手に入れたいものを得ることか。そこに向かってゆっくりとでも歩み寄れることか。
世の中で万人が仮定する幸福とは違う望みをもつ人々が、"幸せ"の為にその願いを諦めることは、笑顔で"辛い"ベール纏ったまま生きていくようなものではないだろうか。
賛否あるようですが、事前に予告なく社会への問いが折り込まれていることに気がついた時、久しぶりに映画で息をのみました。
