怪物とは一体誰だ?
あるシングルマザーが息子の異変に気づき学校へ、、実は先生に暴力を振るわれている、暴言を吐かれていると。
もちろん母は猛烈に抗議をする
その暴力を振るった先生はというと、あまり反省の色が見えない。
学校の対応も不十分、、
なんだ、この先生は、
なんだこの学校は、、
そう思わされてやまない最初の30分。
しかし、本当の始まりはここからだった。
視点は、その先生へと変わり
彼がどんな人間で、なぜあんな態度だったのか、どうして彼は児童に怪我をさせたのか、暴言は本当に先生が言ったものだったのか。
彼の背景そして、真実を知ったその時、私たちが持っていたのはなんの真実性もないただの“偏見”ということに気づく。
そして、その時にはもう手おくれなのだ、、
このようにそれぞれの登場人物に焦点を当てて、“偏見”という面そして“真実”という面
どちらも見せることにより、私たちが日頃ただの憶測に過ぎないことにどれだけ偏見の目を持って物事を判断していたのか痛感させられる。
これは本当に秀逸な作品だと感じた。
怪物だーれだ。
ほんとうの怪物は私たちそれぞれの中に潜んでいるのかも知れない
そんなことを怖いほど突きつけられた。
完全な答えを提示しないで考えさせる作品好き🙆♂️