あーーー、失敗した。観に行く作品間違えた。
評価高かったからと観に行ったのが軽率だった。演出のウザさに『WAR』を彷彿とさせたが、調べてみたら、まさか同じ監督で、まさか同じユニバース作品だったなんて、、、圧倒的にリサーチ不足であった。ほんとに『WAR』って映画が嫌いだったから『PATTERN/パターン』も好きになれるわけがなかった。
主人公が登場すると、スローモーションが発生し、多角的な視点から映したと思ったら、アップのカットを連続で挿入してくる。この暑苦しい演出がウザすぎてほんとに嫌い。極めつけの音楽がなんか腹立つ。しかも書く場面ごとにこの演出を多用しまくるから、ウザさしか生まない。
そもそも脚本がつまらない。下手に時系列をバラバラにして複雑化するせいで、あまり内容が入ってこない。映画を観終わると、そこまで複雑な話ではないはずなのに、観ているだけで疲れる。これは『WAR』を観た時も同じことを思ったが、内容の割に尺が長い。くそ冷めた演出が多いのと、単純なプロットを複雑化するせいで、余計な尺を使っている印象だ。このユニバースシリーズは、もっとマサラムービーの長所を突き詰めて欲しいものだ。
個人的な見解ではあるが、マサラムービーには、マサラムービーの良さがあるのだから、下手にハリウッドに近づけなくてもいいなと感じた。それならもっと内容を単純化して、歌とかダンスシーンを観たかった。
アクションシーンだけが唯一の救いだったが、それもCG丸わかりで、全くリアリティがなかった。そもそもリアリティのないアクション演出ではあるのだけど、説得力というものがなかった。
最後に、『ミッション・インポッシブル』シリーズと比べているが評価を見掛けたが、正直溜め息しか出なかった。
『シン・仮面ライダー』、『オオカミ狩り』、『イノセンツ』、『インディージョーンズ』、そして本作と、今年ワースト映画の5本指が決まってしまった。
