KingKazukiManjiさんの映画レビュー・感想・評価

KingKazukiManji

KingKazukiManji

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

5.0

ファン向けのお祭り映画で、愛が詰まっている最高の映画だった。久しぶりに最高に楽しいMCUが観れて満足感しかなかった。

もう実写版リックアンドモーティにしか思えないほど、演出的にも、展開的にも、会話劇
>>続きを読む

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.0

オープニングシークエンスの圧倒的な美しさと没入感に吸い込まれたタイトル導入があまりにも完璧だった。もちろん新フランチャイズのクオリティは高く、ストーリーも面白かったが、前作と比較しても失速気味だった気>>続きを読む

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

5.0

ヒーロー映画としてではなく、ローガンという1人の人間として、彼が持ち合わている荒々しさと暴力性を、誰もが望んでいたようなゴア描写で描き切っていたのが良かった。

やっぱりジェームズ・マンゴールドは天才
>>続きを読む

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.0

新旧キャストが主演しているのは激熱展開だった。映画の終わり方も綺麗で、旧3部作としては最高の締め括りであったし、決別して終わったファースト・ジェネレーションの続編としても、またお別れはするのだけど、ど>>続きを読む

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

5.0

今にして思えば、ヒュー・ジャックマンが秋葉原のBig Appleに居たってだけで激熱な作品なんだよ。

公開当時劇場まで観に行った思い出があるから、個人的にはかなり好きな作品なんだけども、評価が低すぎ
>>続きを読む

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

4.0

前日譚としてのクオリティの高さと演出による没入感は圧倒的だったが、ラストの展開における消化不良が否めなく、フランチャイズに振り回されていたのが残念だった。

先の読めない展開ではあったが、蓋を開けたら
>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

5.0

高校生の頃に、劇場で友達と大爆笑しながら観た思い出があったのだか、改めて観返して、ほんとに面白い映画だと思えた。本シリーズの凄さって脚本力の高さだと考えていて、デッドプールっていう一見ハチャメチャなキ>>続きを読む

エレクトラ(2005年製作の映画)

1.0

想像通りではあったが、本作を制作するならデアデビル2が観たかった。

ジェニファー・ガーナーは頑張っていたが、如何せん物語が面白くなかったから、どうにも酷かった。

そもそも映画デアデビルに登場するエ
>>続きを読む

X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

5.0

X-メンシリーズをどれから観るか迷っていたら真っ先に見て欲しい決済だった。ほんとに改めて観直して、シリーズ最高傑作かもしれない思えるほどに面白かった。実際の歴史に倣って進んでいくストーリーと歴史は繰り>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

5.0

公開当時観に行ったはずなのに、デッドプールのキャラ像が先行して、グロくて笑えるヒーロー映画くらいの思い出しか残ってなかったのだが、想像以上にストーリーがしっかりしており、シリアスな展開とキャラのギャッ>>続きを読む

デアデビル ディレクターズ・カット版(2003年製作の映画)

4.0

久しぶりに観たけれど、かなり面白かった。めちゃくちゃポテンシャルのある作品だった。

アメコミ黎明期ということで、前年に公開したスパイダーマンを強く意識した作りになっていたが、あまり深く考えずに観ると
>>続きを読む

コードギアス 奪還のロゼ 第3幕(2024年製作の映画)

3.5

これまでがクソつまらなかったから、全く期待してなかったのだけど、3章があまりに面白くて、ビックリした。特に7話のアッシュの過去回が信じられない程にクオリティが高く、一気に作品が引き締まった素晴らしい回>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

3.5

はじめて漫画を読んだ時と変わらず、物語もそこに込められた作家の真意も興味深く、とても面白かったし、共感もできたし、シーンによっては涙が出るほどに感動したのだけど、なんでだろうか、言語化できないのだが、>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

5.0

エンタメとして観客の度肝を抜かせながらも、それを納得させるだけの物語練度と特撮映像技術のクオリティの高さは圧巻であり、改めて劇場で鑑賞して、とても70年前の作品とは思えない驚きがあった。本作は戦争に対>>続きを読む

機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982年製作の映画)

5.0

141分という長丁場ながら、クライマックスの戦闘描写がすざましく、圧倒的な没入感だった。

バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

5.0

公開当時ぶりに観返したけど、やっぱり2人ともカッコよすぎる。当時ですら、50代ってことが信じられない。まだまだ現役でやりたいウィル・スミスと、相反したマーティン・ローレンスの対比が面白く、バディムービ>>続きを読む

ビバリーヒルズ・コップ アクセル・フォーリー(2024年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ最高だった。

もはや時代に置いてかれているアクセル。

30年振りのシリーズ最新作とあって、期待と不安が入り交じっていたが、冒頭の相変わらず無茶苦茶なアクションシーンを観て、どこか80年
>>続きを読む

小早川家の秋(1961年製作の映画)

5.0

正直めちゃくちゃ面白かった。
特に脚本が優秀で、登場人物の会話があまりに自然で、くすくすと笑うことができるほど脱力して没入できるのが素晴らしかった。日女描写の人間賛歌で隠れるように表現されている時代の
>>続きを読む

宗方姉妹(1950年製作の映画)

4.0

今観ると信じられないような家父長制や圧倒的な男尊女卑が描かれていてとにかく不快だったし、退屈だと感じるシーンがいくつかあった。しかしながら、本作で描かれていたことが当時の「普通」だったとすると、その「>>続きを読む

オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター(2004年製作の映画)

5.0

色々とツッコミ所はあったが、圧巻のミュージカル表現とゴージャスな舞台装置に圧倒されて、気づいたらその世界観に没入していた。あらゆるメディアにおけるオペラ座の怪人が初体験だったので、物語の面白さに惹き込>>続きを読む

機動戦士ガンダム II 哀・戦士編(1981年製作の映画)

5.0

最初は嫌がっていたのに、戦闘に慣れはじめ、驕ってきたアムロが、マチルダ、リュウ、そして犬死をしたウッディらの死と直面して、何故闘うのかを明確に描いていたのが良かった。劇場版は基本的にアムロを主軸として>>続きを読む

アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家(2023年製作の映画)

4.0

ヴィム・ヴェンダースの思惑通り、3D技術と芸術分野の親和性はとても高く、アンゼルム・キーファの表現する作品群への没入感が桁違いに素晴らしかった。彼の作る作品のあまりの大きさと大胆さに目を奪われ、強い衝>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

5.0

作品の持つ暖かさがとても良かった。

他の人からしたら特に気に止めるほどの出来事だけど、当人たちからしたら絶対に忘れられないような思い出って素晴らしいよね。

時代背景もあるけどアメリカン・ニューシネ
>>続きを読む

ジガルタンダ・ダブルX(2023年製作の映画)

2.5

とんでもない映画を観た気分にはなった。日本ではまず味わえない感覚なので新鮮で楽しかった。そして本作の評価が高い理由はよくわかったが、個人的に映画としてはあまり面白いとは思えなかった。主人公への感情移入>>続きを読む

ジガルタンダ(2014年製作の映画)

5.0

とにかくめちゃくちゃ面白かった。
あまりにも奇想天外なお話なので、先の展開が全く読めなかったのも素晴らしかった。公開当時30歳そこらという年齢で本作を作り上げたカルティク・スッバラージュの胆力があまり
>>続きを読む

コードギアス 奪還のロゼ 第2幕(2024年製作の映画)

1.0

あまり安直な言葉で表現したくはないんだけど、あまりにクソすぎる。物語がほんとに面白くない。あまりに浅い作品性と説明過多すぎる物語運びに戦慄させられた。極めつけは制作陣の快楽を満たすためだけに挿入されて>>続きを読む

ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

5.0

試合の没入感よりも、キャラクター同士の関係値を優先していたので、最初は時々挟まれる回想シーンの多さにうんざりさせられていたのだが、結局クライマックスからボロ泣きさせられてしまい、まんまと制作陣の手のひ>>続きを読む

数分間のエールを(2024年製作の映画)

5.0

モノづくりの素晴らしさを荒削りながら制作者たちの熱量で全肯定してくれるような物語が凄く良かった。とても前向きになれる内容で、アニメーション表現と音楽演出における快楽が全開で、とても満足させられた。

ライド・オン(2023年製作の映画)

5.0

生でジャッキーチェン見れて熱かった。
そして想像以上に映画が泣けた。

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

相変わらず想像の何倍も上を行くイカレ具合で、年齢制限の緩和も感じさせない程のマッドな世界観で安心した。圧倒的な映画の没入体験は素晴らしかった。ほんとにドルビーシネマを選んで正解だった。個人的には面白か>>続きを読む

プロジェクトA(1983年製作の映画)

5.0

せっかく来日するので、久々に観たけど、やっぱり面白い。ジャッキー・チェンの最高傑作。アクションシーンは言わずもがな、王道なストーリーにおけるコメディとシリアスの緩急が素晴らしい。最近ジャッキー映画を見>>続きを読む

ダーティハリー5(1988年製作の映画)

5.0

2年くらい前に観た時は、普通のアクション映画に成り下がっていると考えていたが、今観るとまた違った解釈をするもので、とても面白い。シリーズのもつ陰鬱さと重苦しさが中和され、明るいテーストになっているので>>続きを読む

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)

5.0

戦争が若者の思春期に入り込んでくる狂気をSFエンターテインメントとして、しかも当時子供が見るものとされていたアニメというメディアで描き切った胆力というのは、あまりにも凄かった。

一般教養として学生時
>>続きを読む

劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:(2024年製作の映画)

5.0

劇場の音響で聞くライブシーンは圧巻だった。ぼざろファンなら、特に音楽にハマった人ならまず楽しめる作品だった。構成も素晴らしく、ちゃんと1つの映画になっていたので満足感しかなかった。そして新曲が良すぎた>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.5

あまりにも繊細な人物描写をダイナミックな景観を活かして大胆に描いているのが素晴らしかった。特にテキサスのどこまでも澄んだ青空と背景のゴツゴツした茶色い岩山との対比はあまりにも美しく圧倒された。そこに俳>>続きを読む

ダーティハリー4(1983年製作の映画)

4.0

フランチャイズに社会的な問題を投げ込みアクション映画として成立させてるイーストウッドの手腕はなかなか素晴らしい。この当時で、社会派の、特にマイノリティの問題を発言できるのはイーストウッド位の巨匠じゃな>>続きを読む