センカン

ガールズ&パンツァー 最終章 第4話のセンカンのレビュー・感想・評価

4.6
超ハイスピード、観るだけで4DX体験!

待ちに待った4章、よもやここまでの出来のものが来るとは…、もう興奮越えて感動です。TVシリーズ→劇場版→最終章と常に新しい戦車の魅せ方を戴いて来ましたが、高まりに高まったこの10年のハードルを、軽々と越えてくるのがガルパンというエンターテイメントですよ。雪山の坂を登り切ってからのあの浮遊感、今回は戦車視点での戦闘がいつも以上に多用されてて、ジェットコースターのような映像体験。USJとかのこのアトラクションありそう。4DX化はようって感じです。

興奮し過ぎて一足飛びの感想になっちゃいましたが、あんこうチームの脱落という劇的展開で終わった前作、実は装甲だけ?とか欺瞞戦術?とか西住殿の奇策を期待していたのですが、やっぱり撃墜されてた泣。
でもそれすら予測しての会長への根回し、そして次期隊長の呼び声高かった澤ちゃんの台頭が感慨深い。毎戦視点が広いんですよね澤ちゃん。戦車単体ではなく隊としての動向をベースに戦術組み立ててる感じが聡い。
また定番となっているうさぎさんチームの映画戦術、前作フラグになっていた大脱走から引用。しかも2回。澤ちゃんリーダー様々ですね。

今回も小ネタが多くて、リーゼントの戦車はフィンランドの映画ネタみたいですね。どっから拾ってくるんだその発想。何気に前の継続登場時も居たようで、アホみたいな凄い伏線。白い魔女はシモヘイへ。そして後半は冬戦争でのスキー戦術。あとプラウダからの戦車鹵獲、流石はフィンランド笑。拾えた分でそれくらい、この3倍はありそう。

継続戦だけで2時間くらいみた感覚なのですが、後半もしっかり他の戦況を描く、黒森峰vs聖グロ。細かい展開分かりにくかったのでもう一度観て追いつきたい。
最後の隠し球がまた最高、個人的に予想してた方だったのでちょっと感激。待ってましたよこの学校との決戦を。
大洗の澤ちゃんはじめ、両チームとも次の世代へバトンを繋いでる感じが良いですね。つって西住殿は後一年あるわけですが。つまり再来年まで安泰です。

次は何年後なんだ…

点数内訳
世界観:4.5
ストーリー:4.5
キャラ:4.5
音:4.5
映像:5.0
スコア:4.6
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