寝る時もマフラーしている整くん
ドラマを見ていましたが、わざわざ劇場で見なくても良いかなと思いましたが、ヒットしている様なので鑑賞しました。
広島を舞台に、犬神家の一族ならぬ狩集家のお家騒動に巻き込まれ、久能整が持ち前の推理力で解決に導くというストーリー。
犬神家と違うのは、整くんの前では殺人は行われず、過去にあった4人の親たちが死亡した理由について探っていくというものです。
久能整くんのキャラクターは今回も変わりなく、独特の語り口で物語を展開していきます。
印象的なのが、「子供って乾く前のセメントみたい」という、主に依頼主である狩集汐路に向けたセリフで、汐路が発する言葉に過去に受けた言葉が影響していると推理するところです。
他にも印象的なセリフが多くあり、その都度周りの人や見ている側を感心させ、良い影響を与え続けています。
ちょっと意外だったのが、本作の結末、4人の親たちが死亡した理由に突拍子のなさを感じてしまい、あまり合点がいきませんでした。
何か、そこだけ現実味がないというか、空想チックという印象でした。
楽しめましたが、思った通り、わざわざ劇場で見なくても良かったかな、という結論でした。
