chinsukoさんの映画レビュー・感想・評価

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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.2

リンチ版を初鑑賞

ヴィルヌーヴ版を見た後で興味本位の鑑賞でしたが、面白いと言うよりリンチ監督の苦労が偲ばれる作品だなとまず思います。

ヴィルヌーヴが前後編合わせて5時間半で仕上げているだけに、13
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.6

Netflix実写版、サイコーでした

待ってましたの本作、ノッケから心が躍ってました。モッコリにはなりませんがギンギンでした。

冴羽リョウと槇村香のバディ誕生の前日譚で、アクションもキレが凄いし、
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アップグレード:どん底女子の幸せ探し(2024年製作の映画)

3.8

カミラ・メンデスの見事な眉から目が離せない

ブラジル人の両親を持ち、ラテン系の顔立ちとナチュラルなカーブをもつ眉が印象的な彼女。2017年から活動しておりテレビドラマや映画に出演しています。

Am
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バトル・インフェルノ(2019年製作の映画)

3.2

アイデア勝負のホラー。適度なチープさが良い

フェイク悪魔祓いをネタに配信するマックスとドリュー。今宵も1ネタやらかそうとしていた矢先、本物らしき悪魔が出現する。

リアル悪魔に弄ばれるニセ神父という
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.0

人それぞれの「嘘」のつきかた

本作の主要登場人物にはそれぞれの「嘘」が存在する。

心の深淵に沈めたはずなのに自信を一生苦しめる嘘、つかないと生きていけない嘘、人を傷つけたくない優しい嘘。

それぞ
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リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

3.6

最近個人的に注目しているカミラ・メンデス出演作

最近主役作品が配信オンリーですがUPされている気になる女優さん、とりあえずNetflixの本作を見てみようと思い鑑賞です。

スクールカーストのトップ
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REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者(2024年製作の映画)

4.0

これ絶対スマホとかで見ちゃダメなやつだ

可能な限り大きい画面・ディスプレイで見てください。音響も出来るだけ良い物での視聴をお勧めします。

パート2ですが、パート1は主要人物の背景や世界設定の描写が
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ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)

3.0

いろいろツッコミたくなるサスペンス・ホラー

これはホラーと名がつくだけあって、不穏なショットや劇伴で綴られていくのだが、大体予想のつく展開で、オチも予想の範疇だった事を言及しときます。

家族3人で
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.8

作家で弁護士の五十嵐律人による法廷ミステリー小説を映画化

弁護士を目指しロースクールに通う久我清義、織本美鈴と結城馨の3人は2年後に起きる殺人事件の容疑者、弁護士、被害者となってしまう。この裁判は3
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孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)

3.2

孤独を愛するように見える男の物語

人類の大半が死滅した世界で1人生きるデル。デルは街の無人と化した家を1件1件訪問し、部屋を清掃し死体があれば土に埋めるという作業を繰り返す。
そんな中、生きた女性に
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.2

評判がよさそうなので鑑賞

主人公のマドレーヌが殺人罪で起訴されながらも、正当防衛である事を主張し陪審員の前で「私がやりました」と罪を認める。友人で弁護人であるポーリーヌが正当防衛の正当性を言及し、検
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オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.0

オスク駅にまつわる呪いの正体とは

仰け反った黒服・長髪の女性がメインビジュアルになってますが、確かに冒頭に出てきます。

脚本に高橋洋、白石晃士が加わっているという事で、なんとなくJホラーを思わせる
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.2

中学生とヤクザのアンサンブルが素敵!

中学生の合唱部部長、岡聡実とヤクザの成田狂児がカラオケ・歌を通じて交わるナニワの人情喜劇。

決して交わることの無い2人が聡実が先生、狂児が生徒という関係で、狂
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少林サッカー(2001年製作の映画)

4.5

DVD、ブルーレイ黎明期を支えた1本

内容の面白さもさることながら、本作で思い出すのはDVD、特にブルーレイ規格が発表されて間もない頃の今のようなサブスク等無かった時代の事です。

本作を見る選択肢
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ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.0

スリラー映画と思いきや、違った

アデル・エグザルコプロスが主演かと思いきや、その子供、少女ヴィッキーが主人公。

ヴィッキーは嗅覚が鋭く、臭いのコレクションを瓶詰にしている。色んな臭いを調合して嗅ぐ
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

4.2

紀里谷和明監督の最後にして最高の作品

本作は世界が終末を迎えるというSF設定を背景に、1人で生きる女子高生の主人公ハナが人類を救うキーマンとなり、使命に奔走する姿を描いています。

ハナが見る「夢」
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.8

中堅の売れっ子役者のそろい踏み、松岡茉優のキレた演技が笑いのツボ

主人公の折村花子は映画監督を目指し、やっとの事で製作に取り掛かった矢先に理不尽にも降板させられ作品も取り上げられる。やけになった花子
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ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)

2.0

ストーリー、ビジュアル全てにおいて残念

まず、ストーリーに必然性が感じられず、今何を見ているの?状態に陥ることしばしば。

ビジュアルは、主にクリーチャーについて、画面が暗くカット割りが激しいのでど
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.2

役者による役者のための“セミ”・ミステリー

初期設定からして何かおかしい感じ、役者の力業で突き進む。

殺人らしき事が起きる。これはオーディションで失格したという事か?

3人減った時点で、思わぬ展
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デシベル(2022年製作の映画)

3.6

サスペンス・アクションだったのに、あれ?となる

連続爆弾事件が発生し、主人公の海軍の元副長があちこち引き回され翻弄されるという話で、爆発を阻止したと思ったら違ったり、犯人のサイコっぷりも相まってスリ
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.0

父親ならば共感できる、ある視点の傑作

まずこういうニッチな題材を思いついたのは奇跡的です。

この罪悪感というか居たたまれない感じは、自分だったらと想像するだけで恐ろしいとさえ思います。

せっかく
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オーメン(1976年製作の映画)

4.2

ダミアンの母親はやっぱり〇〇だった

『オーメン ザ・ファースト』を見て、確か母親は山犬だったと記憶していましたが、確認の為に再鑑賞。
やっぱそうだわ。改変かね。

さて、鑑賞したのでレビューを書きま
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.8

安心のイーライ印スプラッター・カーニバル

監督の真骨頂、グロ描写が満載の作品です。

2007年製作の『グラインドハウス』の中のフェイク予告編を映画化しております。他には確か『マチェーテ』とかもそう
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.6

前日譚はオリジナルを超えられない

というジンクスがあるように思えますが、前日譚がオリジナルを超えたという評価は自分は聞いたことがありません。

特に1970年代にオリジナルを持つホラー・オカルト作品
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.8

新旧ゴーストバスターズが自然な形でのそろい踏みに胸熱

前作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』ではカメオ的な出演だった旧メンバーが、本作ではストーリーに絡んで自然な形で集結していたのは良い所でした
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WANTED/ウォンテッド(1986年製作の映画)

3.8

1986年、ルトガー・ハウアー主演のアクション作品

『ブレードランナー』のレプリカント:ロイ役でブレイクし、その後『ヒッチャー』でヒッチハイク殺人鬼をクールに演じていたのが印象的。
『ヒッチャー』と
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.8

白いキャンパスに描かれる差別という色

12歳の主人公ポールと級友のジョニー。ジョニーは黒人でポールにとっては息の合う親友。
ポールは画家になる夢をもっていて、授業中も教師の顔を書いたりと奔放な毎日を
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恐怖の報酬(2024年製作の映画)

3.6

Netflix版、1977年版との比較

1952年版は未視聴なので、1977年版・ウィリアム・フリードキン監督作との比較です。

主な内容は一緒ですがキャラクターの違いで、77年は女性は居らず男くさ
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鯨の骨(2023年製作の映画)

2.8

『デデデデ』が好調なあのちゃん出演

主人公がマッチングアプリで呼び出した女子高生が自殺したと思ったら突然消えた。少女は明日香という名でスマホアプリの「ミミ」に自身の足跡を刻んでいて、主人公が「ミミ」
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サイド バイ サイド 隣にいる人(2023年製作の映画)

3.4

雰囲気は良いがストーリー設定に難あり

主人公、未山は不思議な力で人を癒すことができる。本作はこの「ヒーリング」をフィーチャーしていて、主人公の人間性、生活環境、共に過ごす人々にその属性を付けている。
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あしたの少女(2022年製作の映画)

3.8

実話ベースだけに、スッキリしない着地に悶々

韓国で起こった事件をベースにしたストーリーで、みる者を惹きつける構成は見事。

前半と後半で展開が分かれ、前半は高校生のソヒがインターンとしてコールセンタ
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.2

ドラマ未視聴なので登場人物の多さとストーリー展開のスピード感を凄く感じてしまいます。

キャストが凄く多いですが、ドラマのキャスト全出演という事でしょうか。2時間枠でこの多さは追いきれませんでした。
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

確かに難解、登場人物多し、だが全て予習して臨む必要ありますか?

本作はオッペンハイマーの伝記映画で、オッペンハイマーの視点で語られる部分多しという風に考えると、重厚なドラマである本作は必要最低限の情
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

2.8

韓国産・モキュメンタリー・ホラー

『呪詛』なんて言う話題作がありましたが、それを『ほんとにあった!呪いのビデオ』風に製作している、と言う感じでした。

1992年、トンソン荘という旅館で殺人事件が発
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トランク ~走る密室~(2024年製作の映画)

2.5

「走る密室」・・・その通りだけどもっと他になかった?

どこかで見たようなシチュエーションスリラーでしたが、まあ生き埋めよりはましか。

大して驚きのない展開は、普通以下の感想。

カメラワークに拘り
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ティル(2022年製作の映画)

4.0

悲劇であり、胸糞悪いと分かっていながらも鑑賞

1955年、南部のミシシッピ州においてエメット・ティル少年が白人女性に口笛を吹いたかどで拉致され、リンチの上殺害された。
母のメイミーの元に無言の帰宅を
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