全く別の人生を歩んできた、全く別のルーツを持つ二人が出会って恋をする。
最近見なくなって久しい、王道中の王道のロマンス。しかしそれは人ではなく、炎や水というエレメントの話。
PIXARは人ではないものを描く力は世界でも1、2を争う実力の持ち主ではあるものの、ストーリーに関しては下火というか、最近は全く面白くないと感じるくらいにクオリティが下がったと思っていた。けれど、これは持ち直したなと思うくらいに素晴らしかった。何より、登場人物に誰にも悪役がいないのが好きだった。エレメントたちは人よりも人らしく、誰に対しても感情移入できる。
直近のPIXARの作品の中で特に好きな作品。プリンセスもののような、ロマンチックで素晴らしい作品だった。
