「他のエレメントとは付き合えない」
「そんなこと言ってファイアタウンから
全然出ないじゃん」
「だって何でもここに揃ってるんだもん
神様の引き合わせでもない限り
エレメントシティには行かない」
「父さん
私がこの店もブルーファイアも守るよ」
「いい子だな」
「認める すごく楽しかった」
「ここは昔よく父さんが連れてきてくれたんだ
ガス玉風船には大事な思い出なのさ」
「大丈夫？」
「うん」
「本当に？」
「...あの建物が見える？
昔父さんに連れてってもらったの
ビビステリアの花を見に行ったの
どんな環境でも生きられる花
火にも強いんだよ
でも火は危ないからって追い返された
父さんはすごく怒って恥をかかされた
あれがビビステリアを見る
最後のチャンスだったのに！」
「...すごく怖い目に遭ったんだね」
「それどうやってるの？
今日のスタジアムでもそう
心の中に入ってくるみたいなの」
「僕は自分に正直なだけだよ」
「私はできない
いつも癇癪ばっかり」
「僕は癇癪を起こしそうな時
心が何かを伝えたがってると思う様にしてるんだ」
「私が全部ダメにした
あの店は父さんの一生をかけた夢なのに
そんな大きな犠牲背負えないよ
全部重荷に感じる
私何言ってんだろ！」
「そんなことない
君はよくやってるよ」
「ダメ 私なんてもうボロボロ」
「そんな君も綺麗だよ」
「ねぇ！水に落ちたら死んじゃうの？」
「おい！やめろ！
...すまん、嫌わないでやってくれ」
「共通語の発音も完璧だ！」
「ええ、生まれた時から
ずっとこの言葉で育ってきたので」
「エンバー
君と出会った時僕は溺れかけてた
でもその時君の炎が僕を照らしてくれた
君の炎にもっと近づきたい
君の炎に触れたいんだ」
「もう帰る！」
「そう、なら僕もついてく！」
「前は追い返されたんだろ？
でも君のやりたいことを止める権利は
誰にもない」
「ついにビビステリアを見たんだ！」
「すごく綺麗だった
君のあの輝きも」
「やってみないと分からない
僕たちで証明するんだ」
「何も知らないくせに
勝手なこと言わないで！
全てを投げ打ってきた親を持つ気持ちが
あなたにわかる！？
あなたのために全てを捨てるなんてできない！」
「僕たちが結ばれない理由は山ほどある
それこそ10万個ぐらい
でもひとつの事実がある
僕たちは触れ合えた
あの時何かが起こったんだ
僕たちは化学反応を起こしたんだよ！」
「"ビショック"
本心を伝えられるチャンスは多くない
僕は君が好きだよエンバー
君も同じ気持ちだろう？」
「やめろエンバー
そんなことしたら君が消えてしまう」
「でもこのままだとウェイドが蒸発しちゃう」
「いいんだ」
「ダメ！何もよくない！」
「いいんだ」
「もっと早く言えばよかった
私ウェイドが好き」
「君のこの輝く炎が大好きなんだ」
「父さん私この店を継ぎたくない
それが父さんの夢でも
私の夢じゃない」
「私の夢はお前だよエンバー」
「私ウェイドが好きだった」
「あなたと一緒に世界を見てまわりたい！
いつまでも！永遠に！！！」
