青いビニール袋

最後まで行くの青いビニール袋のレビュー・感想・評価

最後まで行く(2023年製作の映画)
4.0
49本目

刑事の工藤は母が亡くなり病院へ向かう途中、
突然飛び出してきた若者をはねてしまう
事態が明るみに出ることを恐れた工藤は、
その遺体を隠そうとするのだが・・・

同名韓国映画(未見・・・)の日本リメイク
監督はスタイリッシュな絵作りに定評のある藤井道人(と撮影の今村圭佑)
ちなみに制作はROBOT 見えない目撃者も名作なんで

最近はずっと仏頂面をしている岡田准一とは真逆で、
とにかくハイペースで襲いかかる危機の連続に、
ひたすら焦りまくる姿が新鮮
至って本人は真面目にやっているのに、
観客側から見るとひたすら笑えてしまう
対照的にひたすら鉄仮面のように冷静さを保つ(保とうとする)綾野剛演じる矢崎の怖さ
式場の駐車場での登場シーンは痺れた
工藤の車の窓になんか変な影映ったと思ったら・・・

さっきも挙げた通り、ノンストップで状況が転がり続けるし、
どうなっちゃうか全く分からないので、
見ているこっちも緊張感がずっと続いて楽しかった
ラストシーンを見たとき思わず口ずさみたくなったあの曲
「今から一緒に、これから一緒に、殴りに行こうか〜」