セリフ、演技どれをとっても傑作だった。
ここまで細かく表現できるものなのかと。
だいぶずっしりきて数日経ってもまだ引きずってる…
一般的な映画を観るつもりで観ると、時間の長さや間のとり方、唐突な展開などに違和感を感じてしまって集中できないのかもしれない。
ただ、劇というものを観たことがある人なら、むしろ好意的に観れると思う。
そもそも映画と劇はだいぶ違うもので、それぞれの文法に則って組み立てられる。
仮にストーリーが同じでも、台詞の言い回しから始まって、演技の仕方、空間の捉え方、小道具の使い方をはじめ、大きく違う。
だから当然多少の違和感のようなものを感じてしまうかもしれないが、本作ではかなりきれいにそれらを混ぜ合わせていたし、監督の力量なんだろうと思う。
由宇子の天秤で知った梅田誠弘が出演するということで気になって観たのがきっかけ。
あとたまたま、SNSでバズってる動画(こねこフィルム)に梅田さん出ていて、なんか色々タイミング重なったなと思ってた。
初日に舞台挨拶見れたのも良かった。
公開される劇場も少ないし、期間も限定的みたいだけど、広まったらいいな。