エレファント・ウィスパラー：聖なる象との絆のHarukiのレビュー・感想・評価

南インドで野生の象の世話をする夫婦の生活を捉えた短編ドキュメンタリー。

美しくも過酷な自然の中で、彼らが築く家族の絆には胸を打たれる。

ボムマンとベリーの夫婦は弱ったラグを助けて世話をしているが、彼らもまたラグに救われている。
ラグとの生活が日々の糧となり、人生の悲しみを癒してくれる。

人間が動物、そして自然全体と共存していく。
そんなプリミティブな美しさを持った彼らの生活には確かに、"対話"がある。

唯一無二の繋がりを見られて、神秘的な歓びを感じる作品。