Harukiさんの映画レビュー・感想・評価

Haruki

Haruki

大学生。ノーラン好き。主観の感想です。

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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.7

冷酷で大胆な手を使うスローンというキャラクターがまずこの作品を魅力的にしている。
今までにない新たなヒーロー像を作り出している。

ストーリーも、ロビイストという仕事にスポットを当て、読み合いや騙し合
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愛は静けさの中に(1986年製作の映画)

3.6

互いに入ってこれない領域を感じる男女のドラマチックなラブストーリー。

美しい映像と音楽もこの作品の魅力。

生徒たちの頑張りが純粋で微笑ましい。

ウィリアム・ハートとマーリー・マトリンの演技が見
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.6

前作同様に、スタイリッシュさとユーモアの混ざったアクションは楽しい。

ハリーが復活するシーンは感動的で友情を感じる。

マーク・ストロング演じるマーリンがかっこよくて、彼の姿によって火がつくハリーと
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.8

設定が突飛ながらも、ダークで哲学的なストーリーに引き込まれる。
それでいて、家族愛なども描かれる多面的な作品。

ジョン・トラヴォルタとニコラス・ケイジの二役が素晴らしい。

ガンアクションは見事で迫
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

3.5

ありがちな設定ではあるが、スリリングさやオシャレさを加えた深みのある作品。

ストーリーの軸は普通だが、それを彩るオシャレな台詞の数々が見事。

クラーク・ゲーブルは渋くてかっこいい。

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

4.1

楽しさと不思議さの詰まったとても魅力的な作品。
みんなの能力がしっかり発揮されているのもいい。

ティム・バートンらしいブラックさやシュールさはほとんどないが、逆にティム・バートンが苦手な人でも楽しめ
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ミルコのひかり(2005年製作の映画)

4.5

目が見えないハンディをものともせず、様々な人と出会い、感覚を大切にしていく姿は胸を打つ。

目の見えない大変さは想像できないが、一方で彼らの豊かな想像力は純粋に羨ましい。

意外と理解者が多くて、みん
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.9

スパイものだが、それにしてはわかりやすいストーリー。
現代のフェミニズムなども考慮した作品のよう。

音楽が印象的で、特に終盤の「London Calling」や「Under Pressure」は場違
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.8

アート作品ではあるが、二転三転する展開は純粋に楽しめる。

実存を問う哲学的なストーリーにも感じられ、世界観含め前作を継承している。

長尺を感じさせないのもこの作品の魅力を証明している。

ロジャー
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ダークマン(1990年製作の映画)

3.5

素顔を晒せず、感情も抑えることができないダークヒーローの復讐劇はハラハラして少し切ない。

サム・ライミらしいチープなオカルト的演出も、アメコミらしくていい味を出している。

特殊メイクもこの作品の特
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ジェーン・エア(1944年製作の映画)

3.4

当時の常識に反抗する新しい女性像を提言した有名な小説だが、コンパクトながら見事に映像化した作品。

ロチェスター邸の秘密はサスペンスでもあり、ロマンスだけでない多面的な作品になっている。

小説が出版
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ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)

3.6

元ナチスの老人と高校生との奇妙な繋がりが、不気味さと緊張感を放っている。

人間の中に潜むサディスティックな衝動を、象徴的かつリアルに描いている。

イアン・マッケランの演技は素晴らしい。
温厚ではあ
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

5.0

国の意向に振り回されながらも、絆を深め新しい世界を切り開こうとする男たちの物語には胸を打たれる。

純粋でキラキラしたパイロットたちの信念や勇気はかっこいい。

3時間越えという長尺を全く感じさせない
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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

4.1

ガンを告知された男とその周囲の物語を、優しく描いている作品。
命の限りを突きつけられた時、当人とその周りの微妙な心を活写している。

全編明るさを絶やさないため、重くない。

ジョゼフ・ゴードン=レヴ
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.9

トム・ハンクスとメリル・ストリープの競演だけでもこの作品を観る価値がある。
しかしハラハラするサスペンス要素も持った、現代に鋭く切り込むストーリーは圧巻。

特に印刷所のシーンなど、ヤヌス・カミンスキ
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エイリアン2 完全版(1986年製作の映画)

4.3

前作同様、アクション要素とホラー要素がどちらも高いレベルで併さっている。

設定がしっかりしているため、それだけで楽しい作品になっている。
その上、キャラクターや流れがしっかりしている。

前作以上に
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.6

実話とは思えないほど刺激的でかっこいい物語。

アメリカという国を体現したかのようなストーリーには、少々の重さも感じる。

アクションのない、トム・クルーズのいつもと変わった魅力もこの作品らしさ。

フラットライナーズ(1990年製作の映画)

3.7

臨死体験をした若者たちが、自身の過去による幻覚に囚われる、という設定が斬新。

前半はサスペンス要素が強いが、みんなの過去が明かされていく後半は重い人間ドラマへと変わっていく。

陳腐な流れかもしれな
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.8

映画を支えるどころか、映画を決定づけると言える映画音楽にスポットを当て賞賛したドキュメンタリー。

有名な作曲家が数多くインタビュイーとなっていて、それだけで楽しい。

1番好きな映画音楽作曲家ハンス
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ブルーム・オブ・イエスタディ(2016年製作の映画)

3.7

少々ブラックなコメディで重いテーマを包みこむという、全く新しい切り口のナチス映画。
スパイスの効いたラブコメとしても楽しめる。

主役2人の境遇が真逆なだけに、絶妙なすれ違いがキープされていく。

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イブの三つの顔(1957年製作の映画)

4.4

複雑なテーマと先の読めない展開が古さを感じさせない。
逃避や憧憬など、人間の深層心理が抉られる。

ジョアン・ウッドワードの演技が見事。
表情だけで3人の人格を演じ分けた迫真の演技。

ジェーンが本人
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

4.6

まず脚本が素晴らしい。
淡々としているようで、なぜかドラマチック。
構成も緻密でアルモドバルらしい。

長い時間を経た圧倒的なドラマ性と、喪失感漂う結末には心を揺さぶられる。

自分の中では、アルモド
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理由(1995年製作の映画)

3.8

サスペンスの要素が強く、純粋に楽しめる作品。
しかし、閉鎖的な町での差別や理不尽な「正義」の断行などのダークな面が抉られる。

結末にも驚きがあり、最後まで楽しめる。

ラストでは、サリヴァンの「人を
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ジュリーと恋と靴工場(2016年製作の映画)

3.3

コメディ要素も強く、ミュージカルなので楽しい作品。

工場の女性たちが微笑ましく、そしてカッコいい。

キャラクターが魅力的なだけに、コンパクトにしすぎたことが少し残念な気が。

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.9

性差を乗り越えて、バレエダンサーを目指す純粋な姿には胸を打たれる。

コメディ要素がありながらも、労働運動が活発化する中で展開する家族愛のストーリーは温かい。

ラストは少し重い。
誰もいない練習場に
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.1

前半はスポーツを題材にしたサクセスストーリーだが、そこにも人生について描かれている。
むしろ前半もそっちがメインのような、静かで強い熱量が流れている。

際どいテーマを扱っており、強烈な印象を与える。
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あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

4.8

たくさんの幸せと少しの切なさが、観る者の心に強く残る。

「アイ・アム・サム」や「クレイマー、クレイマー」などと同じように、
何が幸せかを考えさせられるが、この作品は優しいユーモアでそれを包み込んでい
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反撥(1964年製作の映画)

3.6

腐ったジャガイモや壁のひび割れなどで、キャロルの精神が崩壊していくさまが象徴的に描かれている。

強迫観念に飲まれていくキャロルが横滑り的に犯す凶行には引き込まれ、切なさも覚える。

ポランスキーらし
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

5.0

ほとんど車中での会話だけだが、さまざまな悲喜交々の人生が綴られる。

全ての話が100%の幸せではない絶妙な温度と深さを持っている。

ジャームッシュらしい、人生を覗き見しているような感覚やシニカルな
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.1

トム・フォードらしく、哀しく愛を描ききった作品。

エドワードは小説を通してスーザンを愛し、突き離す。

小説部分は人間関係の力強い部分を、現実では虚しい部分を描いている気がする。

トム・フォードら
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いま、輝くときに(2013年製作の映画)

3.9

親に振り回されながら、さまざまな葛藤をする高校生の恋が絶妙に描かれている。

将来への不安を抱えた、切なく難しい面が強調されていてかなりリアル。

普通のラブストーリーじゃないのが最大の魅力。

シャ
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ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)

4.8

純粋で楽しく、ワクワクする物語。
夢があり、わかりやすくも力強いテーマに胸を打たれる。

優しさとファンタジーさが詰まった作品。

映像や視覚効果も美しく、キラキラした世界に引き込まれる。

映画への
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マップ・トゥ・ザ・スターズ(2014年製作の映画)

4.1

圧倒的に狂気で満ちている作品。

ハリウッドを舞台にショービズを諷刺し、私欲に塗れた傲慢な人間性を痛烈に描いている。

物語は突飛だが、鑑賞者を変に引きつける毒を持っている。

キャストの演技は素晴ら
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.3

設定がまずおもしろい。
ロマンチックコメディではあるが、ビリー・ワイルダーらしい緻密な脚本を楽しめる。

優しい嘘をつき続けるバディがとても切ない。
それを演じたジャック・レモンはさすが名演。

シャ
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

4.6

シュールで独特な雰囲気を持ち、異常なまでに不条理な展開に引き込まれる。
さまざまな人生が交錯し、悲劇的な結末に転がっていく。

コメディチックでありながら、スリラーでもある。
直接的な描写がないのに、
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.9

大きな傷を負った愛想の悪い男が、甥の後見人となり、迷いもがきながらも再生していく物語。

ケネス・ロナーガンらしく、家族の微妙な難しさを静かに描いている。

美しい風景の中、葛藤や愛情が入り混じった心
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