Harukiさんの映画レビュー・感想・評価

Haruki

Haruki

大学生。ノーラン好き。レビューは短めを心がけます。

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

4.3

スティーブ・ジョブズ彼の人間性や主義、苦悩を3回のプレゼンに凝縮している。

彼の栄光をポジティブな面だけ描くのではなく、人間関係などからも迫り、エネルギッシュに語られる。

場所もほとんど変わらず、
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

5.0

ハードボイルド的でもあり、フィルム・ノワール的でもある。
大きな陰謀渦巻くミステリーとなっており、真相が気になり引き込まれる。

それぞれの過去や思惑、欲望を描いた重厚な人間ドラマであり、映像も甘美で
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ファミリー・ツリー(2011年製作の映画)

3.9

悲劇に見舞われたがために、家族としてぶつかり合い、苦悩しながらも生きる道を探す感動の作品。

ジョージ・クルーニーはもちろんのこと、シャイリーン・ウッドリーの演技は見事。

おかしくもあり、優しくもあ
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.4

期待しすぎたのかもしれないけど筋は普通。
どんでん返しも中盤でわかっちゃうし。

この作品の最大のポイントは切なさ。
自身の出自や宿命を受け入れたり、それに抗ったりする姿はかなり切ない。
ガーティのス
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君がくれたグッドライフ(2014年製作の映画)

4.2

尊厳死という重いテーマを扱いつつ、重くなりすぎないように描いている。
しかしこの作品の伝えるメッセージには考えさせられる。

夫婦や兄弟、親子といった関係の中で、悲しみを押し殺し、希望を持って人生を歩
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黙秘(1995年製作の映画)

4.1

過去と現在の時系列が絡みながら、複雑な真実が明らかになる展開は観る者を飽きさせない。
女優陣2人の演技も見事。

ヴェラが意外といいキャラクター。
事件を乗り越える親子の人生も描いている。

スティー
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アスファルト(2015年製作の映画)

4.9

群像劇の形をとって、生きる歓びや人との繋がり、愛情や思いやりなどをユーモラスかつ感動的に描いている。
映像もきれいで、詩的な雰囲気にもなっている。

個人的にはアラブ系女性と宇宙飛行士の2人が好き。
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.4

痛ましくなるのが普通の戦争映画だが、人を救う面を強調していてより感動する。

ほとんどの人が殺し合う中でデズモンドたちが必死に命を助けようとする姿はかなり目立つ。その演出で、戦争の中での人間らしい行動
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400デイズ(2015年製作の映画)

2.8

途中まではドキドキさせられる展開でとても引き込まれる。

ラストも鑑賞者に委ねるタイプでおもしろいけど、伏線が回収されなさすぎるのが最大の欠点。

匂わせ終わりにも程がある。
他の人ほど低評価ではない
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ブロードウェイと銃弾(1994年製作の映画)

3.9

エッジの効いた舞台裏コメディで、ウディ・アレンらしいおしゃれな脚本と美術が楽しめる作品。

ギャングが入り込むことでブラックユーモア感が出て絶妙な面白さになっている。
登場人物みんなの個性が強くて楽し
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リトル・ボーイ 小さなボクと戦争(2014年製作の映画)

4.3

子どもの目から見た戦争を重くなく描いているため、見やすく尚且つ感動する物語。

ペッパーがハシモトと心を通わせ、リストをこなしていったり自信を持っていくのが感動的。
けなげに父親を想うペッパーの姿にう
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トゥー・ラビッツ(2011年製作の映画)

3.6

「ブラジル版のタランティーノ」という呼び声にふさわしい作品。

ポップでなおかつスタイリッシュな映像で、交錯した時間軸の中の駆け引きやアクションが描かれている。

この作品は映像と音楽がカッコいい。
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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

4.9

女性同士の固い友情が語られる昔話も、その話を聞いて人生に希望を見出していく現代の物語もどちらも胸を打たれる。

ジェシカ・タンディとキャシー・ベイツの演技が素晴らしい。
特にジェシカ・タンディの演技は
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.9

ダークヒーローのアクションものでドキドキする。
ウルフの内面や背景なども丁寧に描いているのでドラマとしての側面もある。

時間軸がバラバラで、後半にいろいろなことがどんどん明らかになっていくのもおもし
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃスタイリッシュでかっこいい作品。

緻密に練られた脚本で複雑に繋がっていくのは観てておもしろい。それでいてコメディ要素もアクション要素もある。

「トレスポ」や「レザボア・ドッグス」に似た
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ある戦争(2015年製作の映画)

3.9

戦争の悲惨さを様々な角度から描いている。
軍人の家族の苦悩という視点も織り交ぜながら、戦地でのリアルと倫理観とのジレンマが鋭く抉られている。

静謐で美しいデンマークの自然風景の中で物語が語られるので
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ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

3.7

モキュメンタリーホラーの先駆け。

モキュメンタリーらしい不気味さとジワジワくる怖さがすごい。
閉塞感や緊迫感の中に置かれる感じもする。
魔女伝説というテーマのおかげで普通のホラーにはない人智を超えた
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白い家の少女(1976年製作の映画)

3.4

微妙な年齢の微妙な内面からサスペンスを描いた変わった作品。

ジョディ・フォスターの演技が見事で、それによって引き込まれる。

ラストはどちらでもいいと思った上でのあの行動だろう。結論は、結局孤独な生
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.2

映像や音響効果などが見事なまでに融合し、重厚で深みのあるストーリーに合っている。

ラストにかけて真相が明らかになっていく展開には引き込まれる。
輪廻的時間観と家族愛が重なり合った物語にもなっている。
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アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

4.9

バイオレンスな作品ではあるが、圧倒的に重厚な人間ドラマである。

フランクという人間が特にこの映画に深みを持たせている。
暴力的な面はあるが、家族を思いやったり恩師の遺志を継いで秩序をもたらそうとする
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.5

実話の迫力とキャストの演技が最大の見所。

オーストラリアの家族を大切にしながら、故郷のことを想う姿をデヴ・パテルが繊細に演じている。

ニコール・キッドマンの演技も素晴らしく、家族のことを一番に考え
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フェンス(2016年製作の映画)

3.8

黒人差別を描いてはいるが、家族の物語。

黒人差別を正面から描くわけではなく、とても深い面を描いている。
トロイは黒人差別の中生きてきて、時代が徐々に変化していることに気づかなくなってしまっている。
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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

3.7

「偉大なるマルグリット」も観たけど、やっぱりハリウッドらしい。

脚色もあるだろうけど、よりコメディタッチでよりドラマチック。

純粋なラブストーリーであり、強く生きた女性の姿に感動する物語。

サイコ(1960年製作の映画)

4.0

サスペンスではあるが、スリラーもっと言えばホラーの要素も持ち合わせている。
ヒッチコックらしい不気味さが漂い、アンソニー・パーキンスの演技も恐い。

現代に通ずるどんでん返しものでもあって楽しめる。
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THE WAVE ウェイヴ(2008年製作の映画)

4.2

社会不満が高まっている現代の縮図として強烈な実例を描いた作品。

目的が見出せなかったり、人間関係が希薄だったりする中での人間の盲目的な心理が描かれている。
団体に属さない人が感じてしまう恐怖もさりげ
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エンド・オブ・トンネル(2016年製作の映画)

3.7

最初は展開がゆっくりだけど、後半は目が離せなくなるドキドキ感。

伏線を回収しながら犯人グループを出し抜いていく展開は気持ちいい。

全てが丸く収まる感じもいい。
主人公の家族についてのバックグラウン
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.5

観終わると自分の恋愛観について考えさせられる異色のラブストーリーであり、ぶっとんだSFでもある。

まず設定が面白すぎる。とてつもなくセンセーショナルで過激な作品。展開は速いが詩情が溢れる映像で、皮肉
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リメインダー 失われし記憶の破片(2016年製作の映画)

1.3

アーティスティックな映像作家が作ったのも頷ける作品。
ストーリーは不可解で盛り上がりもなく単調。

ループさせるにももう少し上手く繋げてほしい。

レザボア・ドッグス(1991年製作の映画)

4.7

おしゃれで喜劇的な要素も持ちながら、圧倒的にかっこいい作品。

冒頭のコーヒーショップでの会話からの急展開や、音楽などあらゆる演出がおしゃれ。

時間軸が交差するのもタランティーノらしい。

バグダッド・カフェ 完全版(1987年製作の映画)

5.0

すごくドラマチックなわけでもなく、淡々と進むのになぜか見入ってしまう作品。
登場人物がみなチャーミングで愛おしいからだろう。

観れば観るほどなぜか好きになり、人生の一本になる映画。

AM(夫の荷物
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メン・イン・キャット(2016年製作の映画)

3.0

なにも考えずに楽しめるコメディ。

姿を変えて初めて気づく家族の大切さというテーマは「ミセス・ダウト」に似てる。あっちの方がよっぽど好きだけど。

ケヴィン・スペイシー目当てで観たけどほぼ声だけ。
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スプリット(2017年製作の映画)

3.3

設定はおもしろいがぶっ飛びすぎ。
でもちょこちょこおもしろいとこもあるし、ケビンの内面にどこか切なさを感じる。

特典映像に入ってる別バージョンのラストもダークでよかった。

主人公の成長と絡めるのは
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ダンケルク(2017年製作の映画)

5.0

映像・演出・音楽が完璧に融合し、3つの視点が絶妙に絡み合う戦争映画。

叙事詩的性格を持ち、人を殺すという凄惨な側面をあからさまには描かず、救出(撤退)という希望の感じられる面を描いている。

ストー
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.6

初キューブリック作品

反戦映画にして、他とは別格のショッキングさを持った作品。
汚い言葉やアイロニックなユーモアがあふれ、その中で戦争がいかに非人道的で狂気的かを鋭く描いている。
この映画は大きく前
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特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

3.9

普通のサスペンスではあるが、宗教の負の部分が抉られていて深く重厚なテーマも持っている。

宗教を強く信じた人の盲目さや、生命や倫理と信仰との矛盾が描かれている。

いきすぎた信仰によって心を壊された犯
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

4.6

戦争の中で翻弄され苦悩しながら互いを愛し続ける2人の切なさが心を揺さぶる。
しかし、スパイ活動というテーマだからサスペンス要素も強く、観やすい。

複雑で純情な夫婦を哀切に演じた2人の演技も見事。

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