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エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆のsonozyのレビュー・感想・評価

4.0
2023アカデミー 短編ドキュメンタリー賞ノミネート

南インドに140年も前からあるという野生の象飼育エリアで、親を失ったり、群れからはぐれた子象の飼育を南インドで初めて成功したというボマン&ベッレ夫妻の物語。

自然動物や社会的な題材を撮る写真家として活躍中のインドの女性監督カルティキ・ゴンサルヴェス(Kartiki Gonsalves)のデビュー作。

母象は感電死し、犬にしっぽを噛み切られて重症だった子象のラグ。
そして、迷子になった生後5ヶ月の象アンム。
2匹の子象を育てるボマンとベッレ。
夫を虎に殺され、娘さんも亡くしているベッレ夫人とボマンは再婚で、その結婚式のシーンも出てきます。

孫のサンジャナちゃんも手伝って、ミルクや餌の草やり、川で身体を洗ったり水遊び、一緒に昼寝、焚き火・・まるで本当の子供のようにラグとアンムを育てる二人。

森林局からの(給与を得ている)お仕事なので、担当する象の変更などもあり、ちょっと辛い展開もありますが、愛に満ちた二人と子象の姿に胸を打たれます。

アンムは頭の毛が長いので、結んでみたりしてる笑顔の二人の姿にほっこり。
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