開始からタイムトラベルまでが割と早い。30年後。スマートフォンに驚くといった、“めざましい進化”に焦点を当てた描写は控えめ。21世紀のアーミーナイフ。ユーロ。タイムトラベル後に判明するもうひとつの試練。過去に戻ろうとするのではなく、今を生きようと切り替える姿勢。母は強し。中盤はストーリーがやや停滞。不要に思える描写もちらほら。時代考証甘め。父の倫理観とエンリケのキャラクターはひっかかる。こういう作品につきもののタイムパラドックス。良くも悪くも詳しい説明がないため、こちらで都合よく解釈した。タイムトラベルものというよりは、家族愛もの。