ハリウッドザコ

明日はまたメリー・クリスマスのハリウッドザコのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

繰り返すクリスマスの日々。

クリスマスが誕生日と同じチュイにとって家族の集まる毎年のクリスマスはうんざり。その上、プレゼントは一つ、忘れられているから嫌気が指す。
フェアリーゴッドマザーならぬ妖精?サンタ?にクリスマスを繰り返す魔法をかけられる。
毎年毎年誕生日ケーキで祝ってくれるサプライズがだんだんと劣化しているのが悲しい。時というのは残酷。
主人公が衰退していくのに対し奥さんのビジネスの成功や子供の独立などそれぞれやりたいことはできているのは皮肉。
同じ日が繰り返されたのか?って思ってしまうくらい毎年同じ流れすぎてタイトルを疑ったが、同じ日を繰り返しできない。という人生はなんて残酷なんだと思う。だからこそ上手くいかない人生は面白いのかもしれないが。

母親が亡くなり家族がバラバラになって初めてのクリスマスでやっと家族の大切さに気づく。「大事なのはクリスマスだけじゃなくその後の日々。」という言葉が出てきてこの映画を観てよかった思った。
こういう系はどうしてもクリスマスの時だから家族愛に気づくというのがどうしても多いのでその後も大事だというテーマは素敵。