GW映画館鑑賞、本日2本の予定です。
「せかいのおきく」と「ヴィレッジ」
両方とも黒木華ちゃん
モノクロな映像は静かで奥行きがある感じがあって良いです。
訳あってお役御免になり、父親と長屋に住む娘おきくと下肥え買いを生業にしている青年中次と矢亮の物語
時代は安政から万延に変わる時
安政の大獄が行われた社会の変革の時
想像していたより💩がたくさん。
読み書きは出来ないけれど思慮深く物静かな中次と、ちょっと弱虫なのに大言を吐き、自分はこんなもんじゃないと思っている矢亮のコンビがとても良い。
そして何といっても、黒木華ちゃん演じるおきく。「わたくしのものは入っておりません!」なんて言っちゃうし、中次の名前を書いてジタバタ恥じらうところとか可愛らしくて仕方がない。
小刀を懐にに入れて父上の後を走り出す姿も印象的でした。
狭く寄り添うように立つ長屋
現代から考えたら干渉し過ぎてるようにも見えるけれど、家族を早く失い天涯孤独になることが多かった時代。こうやってみんなで支え合って生きていたんだろうなぁと江戸の町の一端を見た。
真木蔵人演じる説教の下手なお坊さん。
説教は下手だったけど、とてもわかりやすかった。
こちらから行ったものが、こちら側から戻ってくる
この世の殆どの物は回り回っている。💩のように。