【寅さんフルマラソン26】
☆｢学校｣のルーツ
後の｢学校｣シリーズの原点は
この回にあった!
今や少子化の影響もあり、
相次いで廃校となっている
定時制高校。
最近、メディアでもそこまで
話題にならないのだが、
日本にもまだまだ
貧しくて学校に通えない、
アルバイトで稼がないと
生活できない高校生は
いる。
そんな普段忘れてしまっている
ような世界に山田洋次は
メスを入れている。
車寅次郎が頑張って、
マドンナことすみれちゃんを
定時制高校へ受からせようと
勉強を教える(努力をする)。
面接に付き合う様子に泣けてくる。
山田洋次の描く定時制高校には
イジメはなく明るい。
そりゃファンタジーなのでは?
と思ってしまうところも
あるんだけれども、
見放された世界の片隅に居場所を
見つけ、車寅次郎という
愉快なおじさんと一緒に
学を深める様子は
心にじーんときます。
ブンブンは教職過程を踏んでいるので、
大学1年生の時に本物の定時制高校
に通う人々を映像で魅せられたが、
実際はもっとコンプレックスの塊で
陰鬱としている。
山田洋次の凄いところは、
そういった陰鬱さを取っ払った
ファンタジーを作りつつも
しっかりと現実に蔓延る
問題を温かく指摘する
バランス能力にあると思う。
いやー今回も参った。
☆さくらマイホームを買う
今回でさくらは夫婦はローンで
マイホームを買うことに成功しています!
なかなか広くて過ごしやすそうで
良い環境ですな～
