CHEBUNBUNさんの映画レビュー・感想・評価

CHEBUNBUN

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映画(1495)
ドラマ(1)

わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

3.7

【『静かなる男』の帰還がより染みる】
さてジョン・フォードである。

ジョン・フォードといえば西部劇のイメージが強い。また今や昔の映画監督というイメージが強いせいかなかなか我々世代の映画トークの話題に
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インディア・ソング(1974年製作の映画)

3.6

【言葉と画の剥離=記憶の再構築】
『死ぬまでに観たい映画1001本』にて寝る映画枠として不動の地に君臨する『インディア・ソング』をMUBIライブラリで観ました。長らく本作はVHSの汚い映像でしか観るこ
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我らが門の内にて(1920年製作の映画)

1.5

【生誕100周年:黒人映画のポンコツ原石】
丁度100年前、1920年の黒人映画史最重要作。『國民の創生』が悪の傑作に対して、本作は善の駄作である。

密ですな黒人学校が閉鎖の危機に瀕し、今でいうクラ
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少林寺三十六房(1977年製作の映画)

3.0

【少林寺拳法とは関係ありません】
『死ぬまでに観たい映画1001本』の少林寺映画。7割型修行シーンに費やしている異色作。

個人的に長い棒で木魚のリズムに合わせて鐘を叩く修行が好き。‪また、蝋燭の光を
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椿姫(1937年製作の映画)

1.3

【ジョージ・キューカー作品あり過ぎ問題】
『死ぬまでに観たい映画1001本』にはジョージ・キューカー作品が6本も掲載されているが、本作は載せる必要があったのか疑問に残る。

舞台映画にありがちな、映画
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Old Joy(原題)(2006年製作の映画)

5.0

【ヴァカンスを楽しめない男/癒しを与え続ける男】
2020年はケリー・ライヒャルトの年にしたいチェ・ブンブンです。先日クライテリオンから出ているブルーレイ『OLD JOY』のパッケージがイカしていたの
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チーチ&チョン/スモーキング作戦(1978年製作の映画)

4.2

【ハッパ一枚あればいい。生きているからLUCKだ。】
『死ぬまでに観たい映画1001本』はアメリカ目線の映画史本故、アメリカアンダーグラウンドでの重要ジャンル《マリファナ映画》作品からも選出されている
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これがロシヤだ/カメラを持った男(1929年製作の映画)

4.8

【ソビエトロシアではカメラが貴方を止めない】
『死ぬまでに観たい映画1001本』掲載の伝説的実験映画『これがロシヤだ/カメラを持った男』を観ました。ゴダールが憧れ、映画製作グループの名前にも起用したジ
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Z(1969年製作の映画)

3.0


【弾圧・妨害・陰謀に負けずに戦う人々】
2009/12/18(当時中学3年生)の感想

実際に起きたランブスキ暗殺事件を基に軍事政権の恐怖を浮き彫りにした問題作。地中海に面した架空の国でZ氏を中心と
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夜と霧(1955年製作の映画)

4.0

【有名な映像とともに振り返る、収容所ドキユメンタリー】
2009/11/06(当時中学3年生)感想

大戦中にナチスがユダヤ人をアルシュヴィッツなどの収容所に収容し、大虐殺した事件を学校の教材にも使わ
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.0

【哲学的で難解な天使が人間になる話】
2009/11/14(当時中学3年生)時感想

まずこの物語を一回で理解できる人はいないと思う。しかし、モノクロ口画面がだんだんセピアになりやがてカラー画面になっ
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静かなる男(1952年製作の映画)

4.2

【ガヤがガヤガヤ、そら静かなる男】
『死ぬまでに観たい映画1001本』よりジョン・フォード映画。

《これぞ映画だ!》という快感に包まれた作品。ガヤがうるさ過ぎて相対的に静かなる男の愛物語。

冒頭の
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ガス燈(1944年製作の映画)

4.0

【登場人物皆サイコパス】
‪『死ぬまでに観たい映画1001本』掲載のサイコスリラー。‬

‪不幸と幸福を極端に描くことで、序盤からヒロインが信頼できない語り手であることを表す演出が素晴らしい。‬

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レコーダー 目撃者(2013年製作の映画)

3.2

【アリそうでなかった映画泥棒が主役のフィリピン映画】
先日、MUBIライブラリにラヴ・ディアスの『メランコリア』があるぞ!と呟いていたら、映画関係者からフィリピン映画の配信イベントがあるよとお誘い受け
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冬の旅(1985年製作の映画)

4.5

【屋根も法もないのさ】
先日から始まったMUBIライブラリの中で注目の激レア作品に『冬の旅』があります。日本では新宿のTSUTAYAにVHSが置いてある程度で、傑作と名高いものの中々観る機会がない作品
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冬の街(2002年製作の映画)

4.5

【潔癖症のインテリだってAVを観たい!】
ヌリ・ビルゲ・ジェイラン作品の制作会社Nbc FilmのVIMEOアカウントで彼のレア作『カサバー町』、『5月の雲』、『Climates/うつろいの季節』、『
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カラーパープル(1985年製作の映画)

1.5

【スピルバーグの優等生映画】
今夜のスピルバーグ呑みに備えて未見の1001本作品を観賞。

まあ高校時代に観ておけ系優等生映画。優等生過ぎて案の定好きになれないのだが、黒人女性が白人男性を殴る際に車が
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

5.0

【スピルバーグ版『宇宙戦争』が市民目線の怪獣映画として完璧な理由とは?】
先日、《王様のブランチ》を観ていたら、視聴者が選ぶスピルバーグのベスト映画について放送されていた。案の定『ジュラシック・パーク
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.3

【第8回推しシネバトルグランプリ作品】
先日、開催された推しシネバトルでグランプリ取った作品。プレゼンターの紹介が面白過ぎて、翌日に観ました。

人口急増による国際的対策に失敗し、全世界バングラデシュ
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アルテミス、移り気なこころ(2013年製作の映画)

3.5

【聖☆おじょうさん】
シネマ・ヴェリテ的インタビューから始まり、そのまま『ベルリン・天使の詩』か『聖☆おにいさん』的話になってくる。

神アルテミスが女子大生として降り立つ。そして陽気な女子大生カリー
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キートンの蒸気船/キートンの船長(1928年製作の映画)

4.0

【暴風VSキートン】
『死ぬまでに観たい映画1001本』最後のキートン映画。

前半は退屈なのですが、ラスト20分の強風VSキートン場面が狂っている。人が死んでもおかしくないレベルに建物が風で吹き飛ぶ
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Zombi Child(英題)(2019年製作の映画)

3.5

【ボネロかく語りき《退屈な学校生活もゾンビ映画にできるよね》】
第72回カンヌ国際映画祭ではジム・ジャームッシュが『デッド・ドント・ダイ』、ベルトラン・ボネロが『ZOMBIE CHILD』というゾンビ
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オルメイヤーの阿房宮(2011年製作の映画)

4.8

【アケルマンが見出した闇の奥は蒼かった】
MUBIライブラリにシャンタル・アケルマンの隠れた傑作と名高い『オルメイヤーの阿房宮』が配信されていました。本作は、『地獄の黙示録』の原作である『闇の奥』を書
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大樹のうた(1958年製作の映画)

3.5

【人がよく死ぬオプー三部作】
オプー3部作最終章。友人の妹の結婚式へ行ったら、花婿が発狂し代わりにオプーが彼女と結婚する超展開を迎える作品。

そして、最終章も人が死にます。

サタジット・レイよ、人
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ヤンコおじさん(1967年製作の映画)

3.5

【ヴァルダショート in MUBIライブラリ】
MUBIライブラリにて配信の『アニエスによるヴァルダ』で印象的だったアニエス・ヴァルダの短編。ボートを改造した家でヒッピーライフを送る叔父さんに対するイ
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キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

2.8

【またの名をキートンの《じこはおこるさ》】
トーマスの世界で起こる危険な事故をキートンがフロントラインで演出してみせた作品。

初キートンの『セブン・チャンス』の凄さを知ってしまっているので、感覚が麻
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ハイエナ(1992年製作の映画)

3.0

【セネガルに謎のジャパニーズポリス】
セネガル映画。フリードリヒ・デュレンマットの『The Visit』をベースに破門されて以降30年ぶりに帰ってきた女の復讐が描かれる。

くっついては離れてを繰り返
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ギャンブラー(1971年製作の映画)

3.5

【タランティーノ西部劇のルーツ】
タランティーノ映画好きにイチオシな会話中心の西部劇。

荒れ果てた地で、賭博場で儲ける男と娼館で儲ける女のお陰で町が栄えるが、その町を買収しようとする輩を見て愛を感じ
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フリー・ラディカルス(1958年製作の映画)

4.0

‪【ジグザグのMV】
MUBIにて配信の実験映画。アフリカの民族音楽に合わせてジグザグが蠢く。段々とトランス状態になっていく面白さがある。‬

月世界旅行(1902年製作の映画)

5.0

【ガチャピンが友情出演(嘘です)】
最古のSF映画にして、月面にロケットが刺さる強烈なビジュアルで永久凍土の傑作の地をものにした作品。

、、、だが、我々世代にとっては『さあ冒険だ』のMVのイメージが
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キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

3.0

【ビリヤードしたくなるね】
某日本映画でもオマージュされたらしい作品。

幽体離脱、人身事故ギリギリプレイ、銀幕に飛び込むシーンが有名だが、個人的に超絶技巧のビリヤード捌きに感動した🎱

『セブン・チ
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あたしは別よ(1933年製作の映画)

2.5

【ヘイズコード加速装置】
ヘイズコード実施加速装置なことから『死ぬまでに観たい映画1001本』に掲載されている作品。

アパホテル社長か?叶姉妹か?はたまた美輪明宏か?

『クルーレス』の半世紀前に存
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痴漢ドワーフ(1973年製作の映画)

3.0

【物語性あるデンマークポルノ】
※卒論より引用

背の低い男が、下宿宿に女性を連れ込み、下宿の管理人と共謀し、監禁するサスペンスポルノ。物語性が強い一方、性交シーンは非常に少なく、男性器も女性器もカメ
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ヘンリー・ミラーの性生活/クリシーの静かな日々(1970年製作の映画)

3.5

【デンマークポルノ映画史重要作】
※卒論より引用

ヘンリー・ミラーの自伝的小説である『クリシーの静かな日々』の映画化。フランス・クリシーのとあるアパートに住む小説家ジョーイとカメラマン・カールが部屋
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痴情の沼(1969年製作の映画)

2.5

【デンマークの盗撮映画】
※卒論より引用

中年女性サラと、彼女と一緒に暮らす写真狂のテオ、そしてサラが連れてきたモデルの女性チュリアとの三角関係を描いた作品。

物語の中心人物が写真狂な為、物語随所
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Hold Me While I'm Naked(原題)(1966年製作の映画)

3.0

【自慰実験映画のドンらしい...】
17分で観られる『死ぬまでに観たい映画1001本』実験映画にしてfilmarksで苦情が相次いでいる問題作。

タイトルから察しの通り監督の自慰映画なのだ。

ただ
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