CHEBUNBUN

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ブログ「チェ・ブンブンのティーマ」管理人
現在大学4年の映画ファンです。「70年代デンマークポルノ映画がドグマ95に与えた影響」の卒業論文を教授に提出し悠々自適ライフを満喫中。

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます。

【ドイツ版「男はつらいよ 寅次郎真実一路」だった件】
昨年のカンヌ国際映画祭にて、批評家満場一致レベルで高評価を得るものの主要賞で無冠(国際批評家連盟賞は受賞)に終わり、この前のアカデミー賞でも外国語
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.2

【「ハクソー・リッジ」と「沈黙」の意外な関係】
ハリウッドの問題児メル・ギブソン監督最新作観てきました。

メル・ギブソンの新作はあまりメディアでは語られていないが、沖縄戦を描いている。日本人からする
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HUNGER ハンガー(2008年製作の映画)

4.1

【アメーバと戦わないマックイーン長編デビュー作】
スティーヴ・マックイーンといえば、「人喰いアメーバの恐怖」でアメーバと戦い、ドイツ軍から逃げ、炎上する高層ビルから決死の脱出を図ろうとしたアメリカのイ
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セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

4.6

【ジャック・リヴェットがラノベ的映画を作っていた件】
今年は12時間の怪作「アウトワン」がアンスティチュフランセで上映されたり、新文芸坐で激レアな作品(「デュエル」など)が上映されたりと、ジャック・リ
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ZOO(1985年製作の映画)

3.5

【食事中にゼッタイ観てはいけませぬ!】
先日、ピーター・グリーナウェイの「ZOO」のブルーレイを買いました。ピーター・グリーナウェイといえば、中学時代に「コックと泥棒、その妻と愛人」を観て、衝撃的な食
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すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

3.1

【「すれ違いのダイアリーズ」から観る日本の学校教育】
昨年、知人が強くオススメしていたタイ映画「すれ違いのダイアリーズ」がNetflixに挙がっていたので観てみた。すると、日本の学校教育がタイより遅れ
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グリース(1978年製作の映画)

3.5

【1979年の「ラ・ラ・ランド」】
高校生の頃、70~80年代ミュージカル映画が好きで、基本的なところは押さえていたのだが、観逃していた映画もいくつかあります。今回、ジョン・トラボルタの「グリース」を
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セールスマン(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます。

【「セールスマンの死」に関する2つの考察】
カンヌ国際映画祭で男優賞と脚本賞をW受賞し、先日のアカデミー賞でも外国語映画賞を獲ったイラン映画「セールスマン」がいよいよ日本で公開された。トランプ大統領の
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自由が丘で(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます。

【加瀬亮版「ラ・ラ・ランド」であり「メッセージ」だった】
Netflixに3本ホン・サンス監督作品がアップされていた。ホン・サンスはシネフィルの間で知る人ぞ知る韓国の巨匠。ほぼ毎作、世界三大映画祭に出
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

4.1

【とっても変な青春映画】
Netflixに青春映画が大量アップされていた。その中でも「フェリスはある朝突然に」のジョン・ヒューズ監督が撮った「ブレックファスト・クラブ」に関して未見だったので、今回挑戦
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感傷的な運命(2000年製作の映画)

3.5

【オリヴィエ・アサイヤス幻の傑作】
日本ではDVD化もVHS化もされておらず、シネフィルの間では幻とされている傑作「感傷的な運命」がアンスティチュフランセで上映されていたので観てきた。知り合いのシネフ
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落穂拾い(2000年製作の映画)

4.5

【洞察力と奇跡に圧倒!】
この前のカンヌ国際映画祭で注目されたアニエス・ヴァルダ。彼女の旧作がアンスティチュフランセで上映されるとのことだったので観てきた。

ドキュメンタリーは撮影者の主張が強くなり
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.5

【よくR15で済んだなー汗】
近年、傑作&エポックメイキングな作品多いマーベル映画として、目の上のたんこぶ的存在の「X-MEN」シリーズ。

可もなく不可もない微妙な作品が多く、正直今回の「ローガン」
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サムサッカー(2005年製作の映画)

4.0

【20センチュリー・ウーマン公開記念のお供に...】
今週末6/3よりマイク・ミルズ監督最新作「20センチュリー・ウーマン」が公開される。ネットやシネフィルの評判が概ね好評で、ブンブンも注目している作
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美しい星(2017年製作の映画)

3.7

【「裸のランチ」か!
凄すぎる再構築】
三島由紀夫の同名SF小説の映画化と聞いた時、ブンブンは不安になった。三島由紀夫小説の映画化自体難しいのに、アレを映画化するとは?

まず、何が難しいかってという
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光をくれた人(2016年製作の映画)

2.7

【やはり鬱映画だった】
「ブルー・バレンタイン」「プレイス・ビヨンド・ザ・パイン」と鬱映画を撮るデレク監督新作。「ムーンライト」がまさかのアカデミー賞作品賞を受賞した関係で、公開延期になったがようやく
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家族はつらいよ2(2017年製作の映画)

3.7

【山田洋次が提唱するジジイはつらいよ】
山田洋次最新作、「家族はつらいよ2」(個人的にタイトルは「続 家族はつらいよ」が良かったな)を観てきました。

実は前作を観ていなかったのですが、これが安定の山
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

3.7

【劇団ひとり凄い!!】
Netflixで観る映画を探していたら、劇団ひとり監督の「青天の霹靂」があった。お笑い芸人である劇団ひとりの監督デビュー作。近年、吉本興業が沖縄国際映画祭を開催している関係で、
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十三人の刺客(1963年製作の映画)

3.5

【アクションが凄い!「七人の侍」以上!】
2010年に三池崇史がリメイクした「十三人の刺客」。あの地獄のような殺陣シーンは映画史に残るほど凄いものを感じた。ただ、先日1963年の元のバージョンも殺陣シ
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BLAME! ブラム(2017年製作の映画)

2.1

【「マトリックス レボリューションズ」だった件】
Netflixが面白い試みをしている。<strong><font color=RED>先日5/20(土)より新宿ピカデリー他にて公開されたアニメーショ
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ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック(2014年製作の映画)

1.0

【映画と呼べない酷さ】
皆さんは「ゲームセンターCX」という番組をご存じだろうか?よゐこ有野晋哉が様々なレトロゲームを1日でクリアするジャック・バウアーもびっくりなバラエティ番組。2003年から放送さ
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レディ・チャタレー(2006年製作の映画)

3.5

【3時間の耽美な世界】
Netflixに「レディー・チャタレー」がアップされていた。原作は言わずと知れたD・H・ロレンスの「チャタレー夫人の恋人」で、日本では伊藤整の翻訳本がわいせつ物頒布罪の疑いで最
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リアリティー(2012年製作の映画)

3.6

【美しくもメチャクチャ怖いホラー】
「五日物語」のマッテオ・ガローネがカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した作品。2012年は、「ホーリー・モーターズ」や「パラダイス:愛」といった強豪がいたにもかかわ
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

1.5

【女々しくて、女々しくて、女々しくて、
辛いよ〜】
アカデミー賞等で高評価な作品「マンチェスター・バイ・ザ・シー」が日本上陸。

予想に反して劇場は大盛況、評判も良好なので観てきました。しかし、私には
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パターソン(2016年製作の映画)

3.1

【ジャームッシュの新作が深夜食堂だった件】
昨年のカンヌ国際映画祭でシネフィルを驚かせたことは、ジム・ジャームッシュが2本も出品していたことにあります。ひとつはイギー・ポップのドキュメンタリー「ギミー
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.6

【続編7/7公開記念!予習してみた】
7/7にキアヌ・リーヴス最新作「ジョン・ウィック:チャプター2」が公開される。ってことで、現在Netflixにアップされている前作を観てみたぞ!アクションが凄いと
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七夜待(2008年製作の映画)

1.5

【河瀬直美映画、、、肌に合わぬ】
フランスでは一般人も観に行く程有名な映画監督・河瀬直美。

日本では、前田有一や映画芸術を始めイジめる対象となっている。私も残念ながら苦手です。所謂、外国かぶれの女っ
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TOKYO FIST 東京フィスト(1995年製作の映画)

3.6

【満員電車内で観ないでくださいww】
NETFLIXに塚本晋也作品が大量にアップされていた。カルト映画の「鉄男」を始め、幻の初期作「電柱小僧の冒険」もアップされており、どんだけNETFLIX邦画に力入
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スプリット(2017年製作の映画)

4.0

【ネタバレ地雷原作品】
私の中では一発屋のイメージが強いシャマラン最新作。

カイエ・ドゥ・シネマで、「沈黙」を大酷評している一方、本作は賞賛していたので怖いもの見たさに鑑賞。

舐めてました!大傑作
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ハラ(不能者)(1975年製作の映画)

4.4

【とんだブラックコメディ】
セネガル映画史に残る傑作を観た。

重い話かと思いきや、すんげー黒いコメディであった。汚職官僚が富に身を任せ、金で買収、一夫多妻で女をおもちゃとして扱う。

そんな悪の一人
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.0

【AWESOME Vol.2】
想い入れが強い前作から待ちに待った第2弾!

前作は、私の昔バイトしていた映画館で上映していたものの甘く見て見逃した。しかし、フランス留学中に潜入していたシネクラブでお
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メルビンとハワード(1980年製作の映画)

4.5

先日、ジョナサン・デミが亡くなったってことで、日本未DVD化の「メルビンとハワード」を輸入して観ました。本作は、あの鬼才ポール・トーマス・アンダーソンがべた惚れした作品。長編デビュー作「ハードエイト」>>続きを読む

アメリカから来たモーリス(2016年製作の映画)

3.0

【リアルな中学生像】
スクールカースト最下位の中学生を生々しく描いた作品。

ヒップホップ映画と聞いていたが、思いの外、主人公のラップにノレない。

というのも、ラップが得意なのに、人前でやるとなると
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ヘビー・メタル(1981年製作の映画)

3.0

【アンカルだ!】
混沌としたSFノワールアニメ。
観ていると既視感に襲われた。
そうだ!ホドロフスキー×メビウスの「アンカル」だ!ストーリーや絵のタッチがそのまんまなので、てっきりインスパイアされたの
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八重子のハミング(2016年製作の映画)

3.0

【現代におけるカフカの「変身」は介護にあり】
3月末に映画仲間から、「5月に公開される『八重子のハミング』って作品ゼッタイ観て!すげーから」と言われた。監督は、「東京難民」でブンブンシネマランキングに
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パリ、18区、夜。(1994年製作の映画)

3.5

【パリ18区はマジで怖い!】
アンスティチュフランセ東京で開催のカイエ・ドゥ・シネマ週間にてクレール・ドゥニ「パリ、18区、夜。」を観てきた。本作は1994年度カイエ・ドゥ・シネマベストテン2位の座を
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