YSK

エクストリーム・ハイスクールのYSKのレビュー・感想・評価

2.2
はじめに一言お断りを入れておきますと、めちゃくちゃ詰まらないです
名門校のチア部に仮入部した主人公が、新入部員をふるいにかける「地獄の一週間」のせいで先輩たちからシゴキという名のイジメに遭いながら、先輩部員が誰かに殺されたり顧問の先生が誰かに襲われたり主人公たちが誰かに襲われる、サスペンスの教科書に載っているような普遍的なあらすじをどうしてここまで詰まらなくできるのか?と思えるくらい詰まらないです

チア部には誰にも言えない秘密があってなんていう種明かしにしても、それこそ耳にタコができるくらい擦り擦られておりますし、そもそも対になっているはずのアメフト部がこれっぽっちもかっこよく描かれていないせいうえどれだけ強くてどれだけ魅力的なのか分からないせいで、どうして主人公や先輩たちがそこまで固執するのかさっぱり伝わってこないこともつまらなさに拍車をかけるようです

じゃあどうしてそんな作品を見たのか?
私には心の師と崇める映画ブロガーの方が4人いるのですが、そのおひとりがこの作品の感想を残され、そこにとんでもなく魅力的な文章が隠されていたからにほかなりません

それは大びんにたっぷり詰まったハチミツを一気飲みさせる名付けて「ハチミツ地獄」
なんとなく苦しそう、健康に悪そうということは伝わるものの、ホースで水をかけ続けたり消火器を噴霧し続けるイジメに比べてどうにもベクトルが違うように思います
この全く直感的なハチミツ地獄を見ただけでどうにも得した感のあるこの作品、この数十秒だけはオススメです
YSK

YSK