餡

君たちはどう生きるかの餡のレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
-
いつお話始まるんだろ〜って思ってたら途中で寝てた。
その上で感想は書いちゃダメかもしれないけど、寝ても覚めてもつまらなかった。
理解できてない、って事なのかもしれないけど、それにしても流れていく映像にも、キャラクターにも、繋がりを感じられなくて、何も響かない前衛パフォーマンスをみてる気持ちだった。
刺さる人には刺さるのかな、って事なのか、
ただのイメージ映像の連続をみせられてる気持ちだった。
やっぱり映画をみるなら繋がりのある物語がみたい。
共感できなかった、という所にも至らないくらい遠い場所で流れていた映像。
面白さも楽しさも感動の欠片も拾えなかった。
でも色々こんつめたかったのだけは伝わってきたから、わからんかった〜とも言わせない圧。でもあたしはわからんかった。というか、わかるものなにも、という感じ。
そのまま色んな情報を投げつけられるだけでこれはこう!って考察するにも深い取っ掛かりがない。それは、そうなんでしょうね、でしかないというか
色んな記号を読解する程度の考察にしかならない、深いテーマについて考えさせられるような丁寧さも感じられなかった。
とてつもなく大きな何かが欠けているような気がしてならなかった。
起承転結あった?
初めから一気に主人公の視点に立てなかったのは何故だろう。
最初から最後まで無味。
めっちゃファンタジーで冒険物のはずなのに、一緒になってどうなってくの!?というワクワクもなかった。
そういう映画じゃないのか、と冷静に眺め、つまんなくて寝て、を繰り返す時間だった。


あたしは、何においても何かを伝えようとする事してる事が好きなんだと。
一生懸命に何かを伝えたくて作る、それが心に響くし、誠実だなって。たとえ見てる人がそれに納得いかなくても。
好きで勝手に描いてそこら辺にしれっと飾ってる絵じゃないんだから、
みんなが期待してお金払って観にくるものなんだから、伝えようという心を感じられない作品は見てて悲しい。
かっこつけちゃっててつまんない、ってなる。

まあでも、
人が何を作るにも自由だから
好きなものを作ればいいけど
それにガッカリするのも自由


【追記】
宣伝もせず、どんな映画かの説明もなしに、それで気を引く戦略を使って上映を始めたんだから、本当に素敵な、ワクワクするような作品じゃないとイライラするのも当たり前よね。ある意味どうぞご勝手にという態度にじわじわガッカリしてきた。
餡