一回の鑑賞だけではとても吸収しきれないほど、一コマ一コマへの魂と熱量が凄まじかった！
分かりやすいとは言えないけれど、これがジブリという表現ならば、かなり愛に溢れた作品でした。多彩な映像美にも挑む姿勢と守るべき信念や信条は変えないスタンス。
何度も味わいたい良さがあります。
自分に、誰かに、時代に、世界に慣れてはいけない。自分の住む世界で見てるもの触れるものだけが現実だけではない。
紛れもなく私たちの世界は繋がっていて、そこに生と死は必ずあって、多くの犠牲と幸福ではない歴史があるのだから。
いまの時代で生きていく責任は自覚しなくては。
群れる動物たちと孤独な人間。
虚像なのか現実なのか曖昧にさせる見せ方。
あらゆる表現から読み取れるこの作品に込めた想いとかけた時間、本気度を思うと胸を打たれました。
