経年変化

フロウ氏の犯罪の経年変化のレビュー・感想・評価

フロウ氏の犯罪(1936年製作の映画)
3.2
シオドマクの中ではかなり微妙な方。
ルイ・ジューヴェと絡んでいる時は思惑蠢くノワール、エドウィジュ・フェレールとの時は喜劇寄り、これらが交錯する時にあまり良い化学反応を見せてはくれない。なんなら後者に振り切ってくれれば楽しめたかもしれないけど、相変わらず両者を行ったり来たりする鈍重さが終盤の法廷シークエンスも支配してしまって戸惑う