ボギーパパ

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのボギーパパのレビュー・感想・評価

4.2
劇場2023-24 熊P

あの、まひろとちさとが帰ってきた。
前作は衝撃的であった。
殺し屋の世界を舞台に、不足のないアクション、そしてシスターフッドの味わいを加えた
ジャンクフード的な作品。しかし混ぜれば混ぜるほど香りだち、味に深みが出できて恍惚の世界に誘う(^^)そんな作品であった。
続編やライジングを期待していたが、前作のヒットから思わぬスピードで再会できたことがとても嬉しい!

この作品の世界観、ちひろとまひろの関係性は変わらない。まったりとした日常、ギャグ込みの二人のやり取りは常に微笑ましい。自由な彼女たちの振る舞いは今作も健在。実に素晴らしい関係性。組織の方も相変わらず。協会として規約もあり、規約集も作られている(^^)処理班も。

さてさて、まひろ&ちさとリターンズ
今度は追われる、狙われる立場。

追うのは、今作登場のゆうりとまことブラザーズ。この二人も仲の良い、お互いを信じ合う固い絆。非正規の悲哀は現代社会への風刺が(^^)そのポジションを狙っての追い込み!

一方の『花束みたいな恋をして』が刺さらない(^^)ちさととまひろにとって追われる立場でも平常心!ということ以外の詳細は省くが、何と言っても本シリーズの見どころは、まひろの戦闘シーン!今作は一層のパワーアップ、スピードアップが素晴らしい。ゆうり(岩永ジョーイ)との一騎打ちシーンは息を呑むばかり。そもそもまひろの手数が前作に比べて確実に増えている。驚愕の体術。

惜しむらくは、狙われる立場であったのだから仕方ないとはいえ、まひろ&ちさとが仕掛ける殺し=仕事がなかったのは残念。
彼女たちが、彼女たちらしさを十分に活用して行う仕事のギミックは欠かせない要素では?と考える。

次は、前作のレビューにも書いたが、彼女たちがいかにして殺し屋になったかという前日譚が観たいなぁ!最強殺し屋の国岡とはどこかで繋がるのか、、、妄想が膨らむ!

あー楽しかった!
ボギーパパ

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