前作で好きだった要素が薄まり、逆に苦手だった要素が大半を占めていた
福田雄一作品的な寒さを帯び始めている
前作や国岡では登場人物たちの悩みや苦しみ、「殺し屋あるある」的な会話や行動があの世界では至って真剣なものだからこそ笑えていたが、今回はただただ殺し屋役の俳優にコメディシーンを演じさせているだけなのでただの一度も笑わなかった
殺し屋としてしか生きていけない2人がなんとか社会に溶け込もうとする中で隠しきれない強さや社会不適合性が垣間見える所に魅力を感じていたのに、今回は全編通して登場人物たちに共感できるような真剣さが欠けており「私たち殺し屋だけど普段こんなに緩くて面白い会話してます笑」という主人公たちの態度は、高校時代に雪が積もる校庭でパンツ一丁になり「俺たち勉強できるけどこういうおふざけもしちゃいます笑」という顔をしていたクラスメイトを彷彿とさせた。
ちさととまひろの関係性も、対照的な2人がぶつかりながらも要所要所で絆を感じさせる所に王道ながら惹かれていたが、今回はただただ「仲良しの殺し屋女子二人組」としてしか描かれておらず全く好感がもてなかった。
あとちさとの演技が本当にひどい。前作ではかなり好きだったが今回はやばい。つまらなすぎる。人格変わってないか？今まで見た主人公で一番嫌いだったかもしれない。下手とかじゃなく、本当に面白くない。
↑に加えて単純にストーリーが薄すぎるので本当に見てられず、「レッドタートル ある島の物語」以来久々に途中で観るのをやめようか本気で悩んだ。
国岡はこうならないでほしい、、
