青原

岸辺露伴 ルーヴルへ行くの青原のレビュー・感想・評価

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)
3.9
後半の説明過多が鑑賞後の気分を悪くする。
原作の終わり方がよすぎるというのは、まああるけど……。
実写化鑑賞後に原作を読んだ。

普段、岸辺露伴の眉の上げ下げひとつで好悪を察することが作品の一側面であるのだし、そんなに説明されなくても分かる。
それは察してた、が10分くらいかな?続くので飽きるうえに、情景として描かれると冗談みたいになって醒める心地がする程度の書き込み具合しかなかった。

しかしながら現地での実写化にしかない光景と、実際のフランス語にある気配、そこに知っている人間がいるという実感はここでしか得られない。
蜘蛛もがんばっていた。
実写化ならではの実感は確かにあり、その部分はテレビシリーズ同様に、ファンとしてうれしく心地いいものだった。
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