2023/06/18（日） 18:53
【今日観た映画「岸辺露伴 ルーブルへ行く】
観客の入りはほぼ満員。テレビドラマの映画化とあって幅広い年齢層でした。
作品のほうはドラマ版より格段にスケール感が増しているというわけではなく、120分をかけて劇場で公開する必然性は感じませんでした。まあせっかくルーブルでロケしたので普段と同じという訳にはいかないのでしょうが、せいぜいスペシャル番組で90分というところが妥当でないでしょうか。
内容は平常運転といった感じでドラマと同じく面白かったのですが、やはり要所要所で劇場公開作品であることを意識して背伸びした感じが透けて見えました。
最大の欠点は本作品の肝となる「この世でもっとも邪悪な黒い画」の画が大変残念な出来だったことではないでしょうか。実際にその絵が映し出された瞬間、予想の斜め上を行くポップさに思わず吹き出してしまいました。仮にもルーブル美術館に収蔵されているのですから、あれはないだろうと思うのですが。
これがテレビドラマであれば「今回も面白かったわ～」で済んだのでしょうが、映画って難しい。
評価 3.5点/5点満点
