監督デヴィッド・フィンチャー
使用楽曲The Smiths
劇伴Trent Reznor &Atticus Ross
主演マイケル・ファスベンダー
これだよこれ…俺たちが求めていたのはよお…。
大半のシーンが
ご飯を食べる、着替える、運転する、飛行機に乗る、寝る
で占められているのに異様すぎる緊張感。
上映時間がとても長く感じました。
無機質な殺人マシーンの主人公。
かといってスタイリッシュさはなく、地道に1つ1つタスクをこなしていく。強迫神経症で潔癖症の気もあるのかな?フィンチャー監督らしいキャラクター像でした。そうでないと殺し屋は務まらないのかもしれませんが。
後半になるにつれ人間味が見えてきます。何故The Smithsばっかり聴いているのも何となく分かります。本来は繊細な人なんでしょうね。
だからこそ一気に冷徹さを取り戻したかのような殺しのシーンにはぞっとさせられます。
いくら無慈悲に見えても結局はただの人なのですが、自分を洗脳しながら殺人マシーンに戻ろうとしているのが何とも怖い。
何はともあれ、フィンチャー監督の作品に期待するものは一通り供給いただけたので個人的には大満足でした。
胸にnine inch nailsはあれファンサービスですよね?笑