MasaichiYaguchi

アバウト・ライフ 幸せの選択肢のMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

3.6
ダイアン・キートン、リチャード・ギア、スーザン・サランドン、ウィリアム・H・メイシーら豪華キャストが集結し、ニューヨークを舞台に不器用な大人たちの幸せ探しの行方を描く本作は、登場するカップルの両親が私と同年代ということもあって、夫々が抱く想いに強く共感を覚える。
ミシェルは恋人アレンとの結婚を望んでいたが、アレンは煮え切らない態度を続けていた。
2人は親たちの経験から結婚生活について学ぶべく、両家顔合わせの食事の席を設けることにする。
ところが、実はミシェルの父ハワードはアレンの母モニカと、そしてアレンの父サムはミシェルの母グレースと不倫していた。
厳しい状況に追い込まれた夫々親たちは、子どもたちに不倫の事実を隠しながらパートナーの愛人と対決を図ろうとするが、事態はあらぬ方向に転がっていく。
映画で描かれた状況は先ず万に一つもないと思うが、だが、登場人物たちが夫々思いの丈を述べた言葉には、何かしら胸に刺さるものがあると思う。
果たして瀬戸際に立たされた2組の家族、6人の不器用な大人たちの“幸せ探し”は、どのような結末に至るのか?