MasaichiYaguchiさんの映画レビュー・感想・評価

MasaichiYaguchi

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映画大好きオジサンです。

映画(727)
ドラマ(0)

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.6

テニス史に残る有名な「性別間の戦い」をバレリー・ファリス&ジョナサン・デイトン監督コンビが、1970年代の社会や、ファッション、音楽等の文化を背景に「世紀の一戦」を繰り広げた本人たちと激似のエマ・スト>>続きを読む

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.6

半村良さんのSF小説を実写映画化した作品で「戦国自衛隊」があるが、本作ではDCコミックのヒーロー・バットマンが、ジョーカーをはじめとしたヴィランたちと戦国時代にタイムスリップしたらどうなるかを、和風テ>>続きを読む

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2017年製作の映画)

3.8

ダブル主演の榮倉奈々さんが様々に〝死んだふり〟をし、それに安田顕さんが驚き慌てふためく夫婦役を演じた本作の予告編を観て、正直ややドン引きしたが、本編が進行するにつれて共感を覚え、加賀美ちえの〝死んだふ>>続きを読む

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.8

実際に起きたリコール隠し事件をモデルとした池井戸潤さんの小説を、長瀬智也さん主演で「超高速!参勤交代」シリーズの本木克英監督によって映画化された本作からは、企業人としてどう在るべきかという以前に、人と>>続きを読む

30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.8

ベトナム戦争とイラク戦争を題材に、スティーブ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーンというベテラン演技派キャストでリチャード・リンクレイター監督が描くのは、30年振りに再会した>>続きを読む

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.5

2013年に米アリゾナ州で発生したヤーネルヒルの山火事を実話ベースで、ジョシュ・ブローリンとマイルズ・テラー共演でジョセフ・コジンスキー監督が映画化した本作からは、家族や仲間をはじめとした人々や愛する>>続きを読む

セラヴィ!(2017年製作の映画)

3.7

「結婚は人生の墓場」と言う人がいる。
そして「毎日あれこれ嫁がうるさくて、自由なんてあったもんじゃない!」というニュアンスなことを付け足すのだが、そういう人に限ってマイホームパパのような気がする。
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キスできる餃子(2017年製作の映画)

3.5

4年振りに餃子年間支出額日本一に返り咲いた宇都宮市を舞台に、離婚で人生に躓いたシングルマザーのヒロイン・藤田陽子の再起を描く本作は、様々な餃子の美味しそうな匂いと胸キュンの恋心に彩られ、ローカル色豊か>>続きを読む

パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

3.7

町田康さんの小説を宮藤官九郎さんの脚本で、主演の綾野剛さん、北川景子さん、豊川悦司さん、浅野忠信さん、國村準さん、東出昌大さん、染谷将太さんという豪華キャストで石井岳龍監督が映画化した異色時代劇は荒唐>>続きを読む

羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.7

「orange オレンジ」の橋本光二郎監督と山崎賢人さんが再タッグを組んで、宮下奈都さんの第13回本屋大賞受賞した小説を映画化した本作からは、美しいピアノの音色、森の樹々の葉擦れ音、そして様々な主人公>>続きを読む

メイズ・ランナー:最期の迷宮(2018年製作の映画)

3.5

前作が正に〝迷路〟に嵌って、シリーズが何方に向かうのか危惧されたが、この完結編では〝迷走〟することなく、何を描きたいのかがストレートに伝わり、スケール大きいパワフルなアクションや主人公トーマスを中心と>>続きを読む

アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)

3.4

ビンス・フリンの全米ベストセラー小説をディラン・オブライエン、マイケル・キートン共演で映画化した本作は、テロをモチーフにパワフルな肉弾戦や銃撃戦、二転三転するスリリングな展開を交えて描くスパイアクショ>>続きを読む

猫は抱くもの(2017年製作の映画)

3.2

大山淳子の同名小説を犬童一心監督が沢尻エリカさんと吉沢亮さんのW主演で映画化した本作は、実写、舞台劇、更にアニメまで交えたハイブリッドでチャレンジングなものになっている。
ヒロインの大石沙織は元アイド
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ゆずりは(2017年製作の映画)

3.5

新谷亜貴子さんの同名小説を、「HERO」等の演出家、加門幾生さんが監督を担当し、ものまねタレントのコロッケさんが笑いを封印して本名の「滝川広志」で主演して映画化した本作では人の「生と死」に向き合ってい>>続きを読む

私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

3.8

ジェームズ・ボールドウィンの未完の遺稿をもとに制作されたこのドキュメンタリーは、サミュエル・L・ジャクソンのナレーションによる作者の言葉のみで構成され、それに実際のニュース映像や写真、インタビュー、そ>>続きを読む

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

4.0

2004年のハリウッド映画版を山田孝之さんと長澤まさみさんのW主演で福田雄一監督がリメイクした本作は、オリジナルを踏襲しながらも福田監督らしい笑いをてんこ盛りにしたラブコメディになっている。
この福田
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

様々な家族の形や繋がりを描き続けてきた是枝裕和監督のカンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞作は集大成と言って良い映画だと思う。
東京下町で高層マンションが建ち並ぶ谷間にある、今にも崩れ落ちそうな古い家
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

シアーシャ・ローナン主演で「フランシス・ハ」「20センチュリー・ウーマン」のグレタ・ガーウィグが生まれ故郷であるカリフォルニア州サクラメントを舞台に描いた青春は、国や性別、思春期を迎えた時代が違っても>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.0

アメコミ映画のイメージやヒーロー像を打ち壊し、マシンガンのように繰り出す毒舌やお下劣ギャグ、更に映画ネタやパロディも随所に織り込みながら、前作を軽く上回るアクションのキレや面白さ、そしてエモーショナル>>続きを読む

それから(2017年製作の映画)

3.3

ホン・サンス監督の最新作は、不倫をモチーフに夏目漱石の「それから」にインスパイアされた男女の縺れた関係をブラックユーモアで炙り出していく。
登場する人物達殆どに共感を覚え無い作品というのも珍しいが、特
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.6

R・J・パラシオのベストセラー小説「ワンダー」を、スティーヴン・チョボスキーが脚本と監督を担当して映画化した本作では、顔にハンディキャップのある少年オギーをはじめ、彼を取り巻く家族やクラスメイト夫々の>>続きを読む

OVER DRIVE(2018年製作の映画)

3.7

「海猿」シリーズの羽住英一郎監督が東出昌大さんと新田真剣佑さんのW主演で描くのは、公道自動車レース「ラリー」に人生を賭けた兄弟の物語。
メカニック担当の兄・檜山篤洋を東出さんが、ドライバーの弟・檜山直
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29歳問題(2017年製作の映画)

3.8

香港で上演された舞台劇を12年間演じ続けたキーレン・パンが監督と脚本を担当して映画化した本作を観ていると、国や性別、背景となっている時代も違うけれど、30歳を間近に控えた頃の自分自身が蘇ってくる。
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.9

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」以来、ポール・トーマス・アンダーソン監督とダニエル・デル=ルイスが再タッグを組んだ本作では、1950年代のロンドンのファッション界を舞台に、男女のスリリングでデカダンな>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.9

「少年は残酷な弓を射る」のリン・ラムジー監督が、「her 世界でひとつの彼女」のホアキン・フェニックスとタッグを組んだ本作で描かれるのは、或る少女を巡るクライムスリラー。
ホアキン・フェニックス演じる
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.9

「タンジェリン」のショーン・ベイカー監督の最新作は、「夢と魔法の王国」に隣接し、同様にパステルカラーで彩られた紛いものの「ワンダーランド」に住む母子のドラマを描いていく。
この母子は若くしてシングルマ
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のみとり侍(2018年製作の映画)

3.4

阿部寛さん主演で、小松重男さんの短編小説集を鶴橋康夫さんの脚本&監督で映画化した本作は、江戸町民文化を背景に艶笑落語的に物語が展開していく。
阿部寛さん演じる主人公の小林寛之進はちょっとしたことで藩主
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.8

ビクトリアス・ポターの原作よりワイルドでシニカルだけど、ピーターラビットの歌や踊り、愛くるしい表情や仕草、そして何と言っても「もふもふ感」が最高で、この映画を観てウサギが飼いたくなった人が続出しそうな>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.9

ウェス・アンダーソン監督がストップモーションアニメで描くのは、ディストピアとしての近未来の日本を舞台にした人と犬たちの寓話。
舞台が日本なので日本人が登場するのは勿論だが、漢字やひらがな、カタカナ表記
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

アンドレ・アシマンの同名小説を「眺めのいい部屋」のジェームズ・アイボリーが脚本を担当し、「胸騒ぎのシチリア」のルカ・グァダニーノが監督した本作では、1980年代のイタリアの美しい避暑地を舞台に17歳の>>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

3.8

キリスト教では「人は生まれながら罪深い存在」で、だから常に罪深い人間は時に様々な過ちを犯してしまうと説いている。
社会に格差が広がり、益々階層が複雑化した現代では、そこから置いてきぼりされたり落ちこぼ
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.8

眉月じゅんさんの原作コミックを小松菜奈さんと大泉洋さんの共演で実写映画化した本作は、取り上げられている年の差恋愛、特にオジサンと女子高生のあり得ない恋愛劇から喚起されるイメージを嬉しく裏切ってくれる。>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.6

実際に起こった誘拐事件を基にリドリー・スコット監督が映画化した本作では、我々の理解が及ばない老醜な守銭奴が登場する。
この人物、世の中の富を全て集めたかのような大富豪ジャン・ポール・ゲティは全てが功利
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

人気俳優やアイドルが主演を張り、最新VFX技術を駆使したり、派手で刺激的なシーンやアクションが繰り広げられるハリウッド映画や邦画が幾つも公開されている中で、これといった出来事も派手さも無い本作だが、描>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.6

「事実は小説よりも奇なり」だからか、このところハリウッド映画では実話を基にした作品が増えていると思う。
実在の女性モリー・ブルームが2014年に出した回想録を、「ソーシャル・ネットワーク」「マネーボー
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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.6

テロを題材とした作品というと、対テロ戦やテロ犯への報復を主としたものが多いが、2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件で重傷を負った一人の男の実話を映画化した本作からは、復讐からは憎しみしか生まれない>>続きを読む

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