MasaichiYaguchiさんの映画レビュー・感想・評価

MasaichiYaguchi

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映画大好きオジサンです。

映画(827)
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かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―(2018年製作の映画)

3.6

ローカル線を舞台に鉄道に関わる人々を感動的に描く「RAILWAYS」シリーズ第3作は、主演の有村架純さんが鉄道の運転士を目指すシングルマザーを演じた家族の再生物語。
今回登場するローカル線は熊本県八代
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負け犬の美学(2017年製作の映画)

3.9

ボクシング映画の金字塔と言えば「ロッキー」が思い浮かぶが、今までこのジャンルで取り上げられることが少ない「スパーリング・パートナー」を題材に、「憎しみ」で高い評価を得た監督で、「アメリ」のヒロイン相手>>続きを読む

ステータス・アップデート(2018年製作の映画)

3.5

「ヘアスプレー」「glee/グリー」のアダム・シャンクマンが製作総指揮を担当し、「ミッドナイト・サン タイヨウのうた」のスコット・スピアーが監督した本作は、ディズニー・チャンネル出身のスター、主演のロ>>続きを読む

アンクル・ドリュー(2018年製作の映画)

3.5

Youtubeの総再生回数が累計1億回を突破したペプシのCMを長編映画化した本作では、あるトラウマでバスケ選手を諦めた青年の再生物語が仲間との絆に彩られ、笑いとバスケ愛一杯に描かれていてほっこりしてし>>続きを読む

あいあい傘(2018年製作の映画)

3.7

2012年に解散した劇団「東京セレソンデラックス」が2007年に上演した舞台を、主催者で脚本家の宅間孝行さんが自ら監督して映画化した本作は、訳あって生き別れた父と娘の25年振りの再会を通して家族の絆と>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

母がお茶を習っていたが、森下典子さんのエッセイを黒木華さん主演で大森立嗣監督が映画化した本作を観て、改めて茶道の世界が持つ深遠さを感じた。
映画でも描かれたが、茶道は一定の作法でお茶を点て、同様に一定
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

4.0

2012年に逝去した故・若松孝二監督を題材に、若松プロダクションをはじめ監督に所縁のある人々によって製作された本作は、監督に対する愛だけでなく映画に対する愛、そして何者かにならんと監督の門下に入った若>>続きを読む

人魚の眠る家(2018年製作の映画)

4.1

ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話「人魚姫」では、ヒロインが美しい人間の王子に恋して犠牲やリスクを払って恋い焦がれるが、東野圭吾さんの同名小説を篠原涼子さん主演で堤幸彦監督が映画化した本作では、>>続きを読む

エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

3.8

「一目惚れ」という言葉があるように人は見た目から恋に落ちるが、本作のようにお互いが〝見えず〟、その存在や匂いを感じることから始まる恋は、却って相手の〝本当の姿〟が見えて純愛に発展するのかもしれない。>>続きを読む

教誨師(2018年製作の映画)

4.2

タイトルになってるいる「教誨師」とは、刑務所の受刑者に対して悔い改め徳性を養うように道を説く者で、多くは宗教家がボランティアで任に当たっている。
今年2月に急逝した大杉蓮さんの初プロデュースにして最後
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.0

「シンデレラ」を代表とする富裕層との格差恋愛を描いた作品というと洋画では「プリティ・ウーマン」「プライドと偏見」「メイド・イン・マンハッタン」、日本のものでは「リッチマン、プアウーマン」「花より男子」>>続きを読む

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.4

人は熱に浮かされると理性を失ってしまう。
世界最古の経済バブルと呼ばれる17世紀の「チューリップバブル」のアムステルダムを舞台に繰り広げられる物語では、チューリップ市場への投資や道ならぬ恋に狂奔する人
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パーフェクトワールド 君といる奇跡(2018年製作の映画)

3.4

有賀リエさんの同名原作漫画を岩田剛典さんと杉咲花さんのW主演で実写映画化した本作は、嫌な奴や悪い奴が出てこない、正に〝パーフェクトワールド〟で繰り広げられる純愛恋愛物。
この作品を観ると、愛とは相手を
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.1

ソン・ガンホ主演の「タクシー運転手 約束は海を越えて」では1980年に起こった光州事件が取り上げられていたが、キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ユ・へジンという実力派キャストたちによる、ソウル大学生拷問致>>続きを読む

スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)

3.5

まさか「スカイライン 征服」の続編が7年の時を経て公開されるとは夢にも思わなかった。
正直〝消化不良〟の前作の印象を引き摺ったまま本作を鑑賞すると、その何でもありのB級テイストや、特に終盤に展開される
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.9

実際に中国で起こった大規模カンニング事件を題材に製作されたタイ映画では、学歴偏重の格差社会の中で〝持つ者〟と〝持たざる者〟との危うい綱渡りのようなクライム・エンターテイメントが繰り広げられる。
日本を
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ウスケボーイズ(2018年製作の映画)

3.9

実りの秋である。
河合香織さんのノンフィクション「ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち」を渡辺大さん主演で柿崎ゆうじ監督によって映画化された本作を観ると、漫然としていては何事も豊かな実りを迎えること
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劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~(2018年製作の映画)

3.8

手塚治虫さんの「どろろ」では主人公の一人・百鬼丸が妖怪と戦うことで自分の身体を取り戻していくのがおどろおどろしく描かれているが、緑川ゆきさんの人気コミック及びアニメーション化したテレビドラマ版、そして>>続きを読む

運命は踊る(2017年製作の映画)

3.9

原題〝Foxtrot〟のステップは「前へ、前へ、右へ、ストップ。後ろ、後ろ、左へ、ストップ」と元の場所に戻る。
イスラエルのサミュエル・マオス監督が自らの実体験をベースに或る家族を描く三幕構成の最新作
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迫り来る嵐(2017年製作の映画)

3.8

1990年代から2000年代にかけての中国は経済成長が10%前後と高度成長期にあたり、その間に香港が中国に返還されてもいる。
本作の舞台は香港返還が間近に迫った1997年、古い国営製鋼所がある小さな町
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赤毛のアン 初恋(2016年製作の映画)

3.4

原作者ルーシー・モード・モンゴメリの孫娘ケイト・マクドナルド・バトラーが製作総指揮を担当し、ヒロイン・アン・シャーリー役のエラ・バレンタイン、ジョン・ケント・ハリソンが監督する実写映画3部作の第2部で>>続きを読む

LBJ ケネディの意志を継いだ男(2016年製作の映画)

3.5

正直言ってケネディとニクソンが余りにも有名なので、本作を観るまでリンドン・ベインズ・ジョンソン大統領は単なる〝繋ぎ〟的存在としか捉えていなかった。
アメリカ合衆国第36代大統領は単なる〝繋ぎ〟ではなく
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モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ(2018年製作の映画)

3.6

ゲームアプリ「モンスターストライク」の世界観を活かしながら、天と地に分断された東京を舞台に人間とモンスターとの相克を描く本作では、世界で再燃し始めた隔離政策をテーマにスケール大きく物語が展開していく。>>続きを読む

閃光少女(2017年製作の映画)

3.7

中国版「海月姫」の青春音楽ドラマという感じの本作だが、日本の伝統文化だけでなくサブカルチャーまでフィーチャーしていて、色々と親近感を抱かせてくれる。
「海月姫」では尼〜ずという強烈な個性の「天水館の住
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あのコの、トリコ。(2018年製作の映画)

3.3

「草食系男子」とか、更に上をいく「絶食男子」という恋愛に消極的な男性を表す言葉があるが、実際の調査でも20代の男性で3人に1人は交際経験が無いらしい。
ましてや「あのコの、トリコ。」になってずっと思い
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純平、考え直せ(2018年製作の映画)

3.4

奥田英朗さんの同名小説を野村周平さん主演で映画化した本作では、LINE、Twitter、Facebook、Instagram等のSNSが広く浸透したデジタルな現代社会に、昭和の任侠という時代に逆行する>>続きを読む

死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.5

「死霊館」シリーズの始まりにして全ての元凶を描く本作では、〝悪魔のシスター〟ヴァラクの誕生秘話が紐解かれていく。
ヴァラク誕生の物語は、1952年の昼なお暗きルーマニアの修道院で一人のシスターが自殺し
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スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.5

「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」では、ゲームの世界でジャングルの大自然や猛獣、そして恐るべき強敵と戦い、「ランペイジ 巨獣大乱闘」では、もはや怪獣と化した獣たちと戦いを繰り広げた人類最強〝>>続きを読む

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.8

原作連載時から何も変わっていない日本の農村が抱える様々な問題、少子高齢化、後継者問題、嫁不足、それを背景とした国際結婚問題が吉田恵輔監督最新作で改めて浮き彫りにされる。
原作者・新井英樹さんの初の映画
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.6

アメリカ版〝必殺仕事人〟がパワーアップして帰って来た!
ホームセンターの職員からタクシードライバーに転職しても、ロバート・マッコールの生き方やその〝流儀〟は変わらない。
却ってタクシードライバーになっ
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散り椿(2018年製作の映画)

3.8

葉室麟さんの同名小説を岡田准一さん主演で木村大作監督が全編ロケーションで撮影して映画化した本作では、タイトルの「散り椿」を含め、日本の四季やその佇まいの美しさだけでなく、主人公をはじめとした登場人物の>>続きを読む

ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.6

「プレデター」がスタイリッシュに進化して久し振りに帰って来た。
異星人を題材としたSFサバイバルアクション物ではあるが、「エイリアン」のように無差別に殺戮することなく、宇宙人ハンターとして〝狩り〟をす
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.0

映画の冒頭から胸に込み上げるものがあり、ストーリーが進むつれてノスタルジーと共に益々心が揺さぶられた。
A・A・ミルンの児童小説をもとにディズニーがアニメーションシリーズ化したものを、自ら〝後日談〟と
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ヒトラーと戦った22日間(2018年製作の映画)

3.7

実話を元に映画化された本作を観るまで、第2次世界大戦下でこのようなことが起こっていたことを知らなかった。
原題の〝Sobibor〟(ソビボル)はアウシュビッツと並ぶ絶滅収容所で、ここにソ連の軍人アレク
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.7

映画が始まると同時に観客も登場人物たち同様に極限状況に追い込まれてしまう。
何故ならそこは、ポスターやチラシのキャッチコピーである「音を立てたら、即死。」の世界。
だから我々は、音に敏感に反応する〝何
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.7

才知に長けている人が生きることに長けているとは限らない。
この作品のヒロインでlQ185で飛び級でハーバード大学を卒業したキャリー・ピルビーはコミュニケーション能力ゼロで恋人どころか友人も無く、仕事に
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