一緒に暮らすミシェルとアレン。
ミシェルは結婚を望むが、アレンは今のままで良いと考えている。
ミシェルの両親の提案で、両家初めて顔を合わせるディナーをすることになる。しかし、それぞれの両親は「はじめまして」のはずが、顔を合わせてびっくり。なんと互いの配偶者が不倫相手だったのだ・・・。
ダイアン・キートン、リチャード・ギア、スーザン・サランドン、ウィリアム・H・メイシーとキャスティングに惹かれての鑑賞。
偶然映画館で出会ったダイアン・キートンが演じるグレースとウィリアム・H・メイシーが演じるサム、高級ホテルの一室で密会するスーザン・サランドンが演じるモニカとリチャード・ギアが演じるハワード、そして友人の結婚式で意見を違えるエマ・ロバーツが演じるミシェルとルーク・ブレイシーが演じるアレン。
この三場面を交互に見せられる構成ですが、この時点で違う場所にいる人たちとの関係性は何となく掴めてしまうので、構成としてはそこで驚かせようとしているわけではなく、その後の喜劇を楽しんでもらおうとしているのだと思います。
私的にはもっとドタバタ感があっても良かったかな、とも思いましたし、舞台劇のような脚本は、映像よりも正に舞台の方が映えたのではないかという印象。
結婚観を題材にしたストーリーは、キャラに感情移入して観る人にとっては、どのキャラに注力するかで感想が変わりそう。
結婚、愛、幸せ、人それぞれ価値観は違えど、ストーリーの中で共感する普遍的な部分が少なくともあったりするので安定感はあるのと、とりあえず名優たちの演技が楽しめるのでそれだけで満足したりします。
