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アバウト・ライフ 幸せの選択肢のodyssのレビュー・感想・評価

2.7
【ぬるい】

既婚者でありながら、不倫をしている男女。と同時に、その妻と夫も一夜だけですが、偶然邂逅して意気投合。

ところが、その息子と娘がかねてから交際しており、結婚するかどうかをめぐってごたごたに。

息子と娘から相談をうけた両親は、ともかく相手の両親と一緒に食事をして事態を打開しようとしたところ、相手の両親が不倫相手だと初めて気がつき・・・

・・・という設定は面白くできています。

でも、それを超えるものがないんですよね。
きわめて「良識的」な、というか凡庸な映画になってしまっています。
脚本家の能力が問われるところ。

ワタシとしては、一方の妻であるスーザン・サランドンの中年女性特有の色気に魅力を感じ(だから、リチャード・ギアが彼女とホテルに泊まるのも分かる気がする)、他方で、若い恋人が結婚にためらっていることに悩むエマ・ロバーツに同情しました――こういう美人なら、さっさと結婚しろと男に言いたくなる(笑)。

俳優の魅力で何とか持っている映画。
脚本は、設定の奇抜さを除くとダメダメです。
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