フライヤーのビジュアルのインパクトでずっと観たかった映画。やっと観られました。
重たいテーマというのは知ってたけど、ちょっと散漫な感じがしたなぁ....
一番大事な犯行に至る経緯心情など『え?この裁判で初めて知ったの....?おかしくない??』な感じだったし、いかにもな弁護士の描き方、逆に検察が妙にいい感じに描かれているし(検察は基本悪ですから....笑)父親役の役者さんの演技が微妙だし、良いテーマなのに残念でした。
しかし、主演女優さんのあの目、表情、仕草、纏う雰囲気は素晴らしかった。絶大なインパクトだったフライヤーそのまま。でもそれだけ....惜しい。
あと藤森さんを起用したのにも疑問。別に演技下手じゃないけど、上手でもないし....このテーマの映画にあえて起用する意味がわからん。雑音がどうしても入っちゃう。
ミニシアター系を貫くのであれば別の役者さんでもよかったのでは?(例えば有名だけど近年素晴らしい役者さんになった高橋和也さんとか)
という事で惜しい映画でした。別に映画館で観なくてもいいかも。それよりも『プリズンサークル』の再上映をお願いしたいです。