初老男児

赦しの初老男児のレビュー・感想・評価

赦し(2022年製作の映画)
3.0
2023年 118作品目。

 赦し。"ゆるし"と読む。
 A4チラシの松浦りょう。
 絵力、インパクト絶大。
 それだけで突撃しました。

 17歳の時、同級生を殺害。
 殺人罪として懲役20年の実刑。
 あれから7年。
 夏菜の再審が決定した。
 再審。釈放される可能性がある。

 被害者家族。娘の死後、家庭崩壊。
 それぞれへ別の道を歩んでいた元夫婦。
 立ち止まり悲しみにふける克。
 立ち上がり歩いている澄子。
 
 実刑が下った時、殺害の経緯、動機。
 判断材料として上がらず判決が下った。

 夏菜の殺害の動機はイメージ通り。
 だからと言って殺害は赦せない。
 しかしこの判決、量刑は正しいのか?

 被害者家族の収まらない怒り。
 受け止めなければならない現実。
 加害者夏菜の明日、未来の為に・・・。
 新たな判決を受け入れる事ができるか?

 赦す事ができるか?

 かなり重いテーマの作品です。

 女優MEGMIさん。
 "笑い"なしの迫真の演技。
 どうしたの?びっくりしました。
初老男児

初老男児