松浦りょうさんの表情がいい。本心なのか、それとも刑務所から出るための作られた言葉なのか……。本当の気持ちが読み取れない。いろんな立場になって考えるととてもしんどく、ぐちゃぐちゃした気持ちになる。もちろん、殺人なんて有り得ないのだが、家庭でも学校でも居場所がなく、イジメの首謀者に手をくだすまで追い込まれていた加害者が100%悪いのか……。自分のような苦しみをもった子達を救いたい。同じような経験をしたからこそ、理解ができる。その子達を救うことも償いの1つなのではないかというセリフがとても心に響いた。きっと、目の前の殺人者を赦すことでしか前に進めないのだから本当に辛い選択だな……。MEGUMIのもう思い出したくない、前に進みたいという気持ちも想像できるし、尚玄のいつまで経っても前に進めない、事件にずっと固執してしまう気持ちも想像できる。この映画みたいな答えのない出来事にフォーカスした映画とても好きだな。MEGUMIと藤森慎吾が夫婦なのは若干気になった……。バラエティ要素を感じるから違う人が良かった
