試写会にて。
主演の真木さんが原作マンガのファンらしく、実写化していいのかなあ、でもほかの人にはやらせたくない！って思っていたらしい。こんなにすんなりキャストが決まることは珍しいと。
当時実写化をやろうかなと思っていたところで「湯を沸かすほどの熱い愛」が同じ銭湯ものだったので少し時間をおいて進んだとのこと。
今泉監督作品は登場人物皆ポンコツ。だけど愛すべき存在っていう特徴があるっぽい。
以下感想
流れや展開は穏やかでとても落ち着いている感じ。
ただそこで起こる出来事は不穏で不透明。
「失踪した旦那はどこへ？何故？」の疑問を胸にアンダーカレント（心の奥底）を紐解いていく。
特殊だけど身近な展開が面白い作品。
ちょこちょこ出てくる水に沈んで首を絞められるシーンは真木さん演じるかなえが実はSMが好きだという暗示か、、？と思って見進めてたけどただ私が間違ってました。ごめんなさい。笑
無言のシーンが多い分キャストの表情から見える心情描写が細かいところは好きでした。
特にドジョウの味噌汁を飲むシーン。
伝えたいことが明確にこれだ！って分かるような映画じゃないのかなと思ったので、観る人によって感想や思うことが変わるし、正解がない分観る度に自分の人生の過程の状況で印象が変わるのかなと思いました。
