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スペースマンの510のレビュー・感想・評価

スペースマン(2024年製作の映画)
3.3
アドアストラの亜種といった感じの作品。
こちらは夫婦の繋がりを壮大な宇宙のSFをキャンパスにして描いた作品。
宇宙に現れた謎の光る雲の調査に単身木星の先まで行った男と、子を宿しているのに地球にまたされている妻。
亀裂から孤独を深掘りし、宇宙船に現れた謎の存在「ハナーシュ」との対話で自分と妻と向き合う主人公。
宇宙の謎と人の孤独を概念的に包み込んだ作品と言える。その辺はコンタクトやインターステラーのような雰囲気もある。
SFではなく哲学映画として観たほうががっかりせずに済む。
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