個人的にはかなり刺さった。
宇宙飛行士の主人公の夫婦関係について、突如船内に現れた謎の生命体との交流を経て、大切な事に気づいていく。
名前のない生命体は、つけられた名前を呼ばれ、名前のある主人公はskinny humanと呼ばれる。
彼らのバックグラウンドからくる慣習だと思うが、それが絶妙な距離感をだしている。
妻とのやり取りについて、乱暴な言い方をすれば、正論の暴力で問うていく。
結局そうやって向き合うしかないのだと思う。
自分しか見ない者とは交流が図れない、というセリフが心に残る。
評価の分かれ目は、生命体の見た目か。
それも踏まえて良かったと思う。