2023年6月 京都みなみ会館にて鑑賞
今、好きな俳優は?と聞かれたら2人答えるんですけど、それは
永瀬正敏さんと渋川清彦さんなんですよね。
そりゃ、観るきゃないでしょ!
バーのカウンターで、ポケットから裸のお札を出して会計する様が凄くキマッてました永瀬正敏さん。
もうこのシーンだけで、この映画みて良かった~って思いました。
モヒカン頭でむち打ちコルセットを着こなす渋川清彦さん。
ヘンなんだけど、着こなしてます。
かつての栄光から紆余曲折疲れて薄汚いオジサンになったメンバーたち。
情けなくもあり渋く深みを増した永瀬正敏さんの役と。
昔と変わらずバカをやり続け、それはそれで凄いよねと思わせる渋川清彦さんの役。
どちらにも振り切れず、昔のまま苦悩し続ける北村有起哉さんの役。
名優それぞれの演技が光ります。
驚いたのは北村有起哉さんを支える女性役の有森也実さん。
最初、誰だか分からなかった。
彼を救ってあげたいという気持ちと、誰も彼を救うことはできないと思うないまぜな感情のまま、そばに寄り添う健気な女性を演じていて素敵でした。
パンクバンド亜無亜危異のことは全く知らなかったけど、映画作品として楽しめました。