【第95回アカデミー賞 短編アニメ賞ノミネート】
ベルリン映画祭短編コンペに出品された作品。学生アカデミー賞の短編アニメ部門を制し、アヌシー国際アニメーション映画祭にも選出された。
タイトルは「ダチョウはこの世界は偽物だと言った、そして私はそれを信じていると思う」という意味。身も蓋もないこといってしまえば『マトリックス』ですね。モブキャラが自我に目覚めるという意味では『フリーガイ』とか。
それ自体はよくある話だが純粋なアニメ表現を超えた演出手法が面白い。人形を動かす手が常に映され、自我に目覚めつつある男を手が掴もうとする。
オチもユーモラスで、かつ伏線が回収される気持ちよさもあり満足度が高い。これをアニメ賞の対象としていいのかと思うくらいの反則技だとは思うがまあ面白いからよし。
