Dolby Cinema 3Dで鑑賞。映画館で上映されるだけで嬉しいのに、3Dに加えて最高の音響設備×映像で観られて本当に幸せ。
平日にも関わらず満席で、若い人が多めなのが意外でした。
タイタニック号という大きな船体に観客全員で乗船しているような感覚を味わえた。
今回印象に残ったのはジャックがローズの絵を描くシーンで、大きいスクリーンで観るからこそレオ様の瞳にグッと引きつけられる。
演奏隊が奏でる「主よ御許に近づかん」の賛美歌の美しさと、どんどん沈んでいくタイタニック号の悲しさの対比、その迫力と爆音で迫る水音にラストは泣きっぱなしだった。
タイタニック号では悲しいくらいに一等客室から三等客室までの身分格差が描かれていて、一等客室の中ですらも、「あの人は1番お金がある」「成金だ」とマウントの取り合い。それでもタイタニック号の沈没という悲劇が起きた時には、身分の格差に関係なく命の重さを平等に問われる事になる、この対比も改めて強く感じた。
こんなに良い映画にまた人類は巡り会えるのかなと思えるほどの素晴らしさでした。当時劇場で観ていた人たちは今回のリマスターでまた違った見方ができて羨ましいと思った。観れば観るほど良い映画だと感じるからこそ、もう最初観た時の感動を味わうことができないことがすごくもどかしい。余韻が響いていてスコア5.0では足りない。100.0くらいつけたい。
